みたもの感想文。

好きなときに好きなことを好きなように書きます。

2月のみたもの備忘録①。

 

 今年の2月はうるう年で29日まででしたね。コロナウィルス関連で一日一日と様々な状況が目まぐるしく変わったひと月だったようにも思います。

アンジュルム 27thシングル「私を創るのは私/全然起き上がれないSUNDAY」発売記念イベント 第一部(2/8)
・MelodiX! Fes 2020(2/14)
アンジュルム ライブツアー 2020冬春 ROCK ON! LOCK ON!(昼、夜)横浜 Bay Hall(2/22)
・『ハマスホイとデンマーク絵画』展。東京都美術館(2/23)
・『美人のすべて』展。福田美術館(2/24)
和田彩花ライブツアー前2021 ーこの気持ちの先にあるものはなに?ー。Zepp Nagoya(2/24)

 イベント自粛要請が出る前だったこともあり、今月予定していたものはすべて見ることが出来ました。(ほぼマスク着用)
 そして、書いている内に長くなってしまったので、今回は①アンジュルム、②展覧会、③和田彩花さん、と三部作にしたいと思います(苦笑)

 

 というわけで、まずはアンジュルムから☆
 メンバーの卒業等、色々なことが続いている中、それでも必死に頑張って、ステージはステージとして見せてくれるので、いつも本当に素晴らしいなと思っています。

 

〇『アンジュルム 27thシングル「私を創るのは私/全然起き上がれないSUNDAY」発売記念イベント』第一部。NEW PIER HALL。

 この時のアンジュルムは、私が見てきた中ではちょっと珍しい感じでした。少しだけやさぐれ感のような疲労みたいなものが感じられて、そりゃ疲れちゃうよねー、と思いながら観ていました。誤解のないように言っておきたいのですが、とても健全なものだったんですよ。言葉にするとちょっと良くない感じとも取られそうですけど。まっとうな怒りとか不安とかを発露していたとでも言いましょうか。当たり前だよなと感じるものだったので。まあ、それを見せるのもどうなの、という意見もありそうですが。応募抽選の無銭でもあるし、ファンだけの内輪のものと考えれば許容範囲かと個人的には思います。因みに、健全というのがどういう意味かと言えば、心は病んでないように見えるので大丈夫☆と言うことです。もうね、心が病んでるみたいなことになると本当にすぐわかる。わかっちゃう。顔というか、人相が変わる。でも、見たところそんなことはないので。怒らなければならない様なことが起きた時にちゃんと怒れる。不安な時にその不安を認められる。そこから悔しかったり疲れちゃったりというのは、そういう現在の状況、自分にしっかりと向き合えていると言うことなんじゃないかなと思います。それって全く以て健康的。まあ、色々ありますよね。外からはわからない、どうしようもないこともたくさんあるんだろうなと思います。そして、それでも頑張る姿を、素敵なものを見せてくれるから、私は彼女たちの力を疑わないんだろうなと思います。アンジュルムは強い。(念の為言いますと、これは傷つかないと言う意味ではなく、心の強さのことで、優しいと言うことでもあります)とは言え、誰かちゃんと話ができる(話すことが出来る)相手に話を聞いてもらえたら、少しは気持ちも軽くなるのにね、とは思いました。
 それはそれとして。イベントです。イベント自体は少し寂しいものだったかなと思いました。でもこれは多分、私が見たのが一部だったせいもあったのかな、と。残りの二部と三部を見た友人は楽しかったと言っていたので。今回、コロナウィルスの影響で客席は殆どの人がマスクを着用していたので、ステージから客席の反応がわからなくて手探りだったとかもあったんだろうなと。ただ、これは難しくて、例えばこれが外に向けられたものであった場合、一部しか見ない人もいるから、それでいろいろ決まってしまう怖さもあるよね、と思ったりもしました。
 披露してくれたのは発売シングルの表題曲2曲。それとお客さん巻き込み系のゲーム。座席番号をメンバーが引いて、テーマに沿って当たった人を創ったものをメンバーが二チームに分かれて当てる。あなたを創った初恋の人の名前は?とか、3人ほど協力してもらっていました。
 お見送りはメンバーもマスク着用。マスクをしてても可愛いものは可愛い。上國料さんの目の造形の美しさに打ち震えました。

 

〇『MelodiX! Fes 2020』。豊洲PIT。

 これがまた本当にすごかった。比較的良い番号だったので、見やすい場所に行けたのも嬉しかったです。個人的なしょんぼり案件は光る棒の電池を変えていなかったこと(苦笑)電池無くなってくるとあんなざっくり配色になるんですね(苦笑)ハロプロに来るまで光る棒文化圏にいなかったのでびっくりしました。
 で、MelodiX! Fes 2020ですよ。これは番組収録みたいな感じだったんですかね。あまり調べずに行ったので、よくわからなかったのですが、MCとかが番組用なんだなーと感じさせるものでした。まあ、ここは番組の都合なので仕方ないんでしょうけども、他の出演者の話ももうちょっと聞きたかったかなという気はしました。でも、橋迫鈴ちゃんが先輩たちに突然、ラップを振るだけ振ってメンバーを戸惑わせてる話、面白かったです。鈴ちゃんはラップを振る係(笑)急に「伊勢さん、かませ!」とか言われたらそりゃ戸惑いますわ(笑)でも、その突然の振りに応える先輩メンバーたちも優しくて可愛い(笑)ただ、見せてくれたラップバトルは楽屋でやるのとは勝手が大分違ったようでした(苦笑)
 ライブで印象的だったのは『赤いイヤホン』。これ、すごかったんですよ。見える場所に行けるとどうしても私は上國料さんを追ってしまうんですけど、この日の上國料さんの「赤いイヤホン」はすごかったの! 激烈だった。特に「男なんかのわがままに 女はもう縛られない」のぐっと蹲るようなところ。あの曲のあの部分で、上國料さんがあんなに苦しそうに、もがく様に、叫ぶように表現しているのを私は初めて見ました。終演後もそれについてずっと考えていて、苦しそうにという言葉が間違ってはいないのだけど何かが足りなくて、しっくりこなくて、言葉を探していた時にはたと、あれは怒りと悲しみだったんじゃなかろうか、と思い至りました。凄烈でこちらまで苦しくなってくる感じは凄まじかった。焔の赤が見えましたよ。ものすごい表現力と言うか昇華力と言うか。不動明王みたいだった。滅茶苦茶格好良くて美しかった。そして、その後の『カクゴして!』の可愛さよ。はぁぁああああっ!てなるんですよもう!もう!っかぁぁああああっ!ってなるのよー! あとは『ドンデンガエシ』で衣装の裾のふさふさ?ひらひら?を移動しながらサッて右手で払う仕草がものっすごく素敵だったんですよ。ドキーン!☆てなりました。痺れました。ああいうちょっとした魅せる仕草とか本当に大好きです。

 

〇『アンジュルム ライブツアー 2020冬春 ROCK ON! LOCK ON!』(昼、夜)。横浜 Bay Hall。

 私にとってはアンジュルムとしての室田さんを直接見る最後の機会。室田さん、とても格好良かったです。本当にね、ものすごく格好良い姿が見られてとても嬉しかった☆ 私は室田さんの自分のファンに向けるファンサを見るのが大好きだったんですよ。‬‪もう、すごく格好良いの。とっても素敵なの。‬自分に向けられてるわけではないのに、おわー!すごいなー!これは喰らったら爆発する!好きになっちゃうよね!とか思いながらいつも見ていました(笑)この日も近くにいた室田さんのファンの方にめちゃくちゃキザな仕草を決めていて、ひぃーっ!てなりました(笑)室田さんの曲の解釈とかそれを落とし込んだ表現もすごく面白くて大好きだったので、これからの室田さんがなにを見せてくれるのか本当に楽しみだなと思いました☆
 そして、この日の上國料さんですが、ワタクシ、‬『MelodiX! Fes 2020』での『赤いイヤホン』が忘れられなくてですね。確かめたい衝動もあって、見逃すまいと思いながら会場内に乗り込み、幸いにもそこそこ見えるところに行くことが出来ました。で、『赤いイヤホン』ですよ。MelodiX!の時から何か変化があったのか、少し落ち着いていた印象でした。激烈さが少し和らいでいたような感じ。それでも、前述のぐっと蹲る箇所はやはり少し苦し気でしたが、なんというか、その歌の中の登場人物が自身の感情を客観視しているように見えました。それで思ったのが、上國料さんのパフォーマンスにおける理性と感情のバランス。結構、天秤にかけている様にこのバランスの傾き具合で、観られるものが違うのかな、と。でも、それは表現をコントロールできていないとかではなくて、その比率によって見せ方が変わってくるということ。『MelodiX! Fes 2020』の時みたいに感情の比率が多いのかなと思う時でもコントロールが効いてるから見せてくれるものはしっかりと美しい。それってすごく面白いなと思いました。上國料さんを見ていく楽しみがまた増えたわーと、なんだかとてもワクワクして嬉しかったです☆ あとですね!今回はこう、手の指がメチャクチャ美しい振りの曲がたくさんあってですね!むひょーっ!てなりましたよ!もー!ものっすごい美しいの!上國料さんの形が!『乙女の逆襲』とか『七転び八起き』とか『出過ぎた杭は打たれない』とか!しかもこの辺は以前、個人的にちょっとしんどかった時に何回も聞いて蘇生させてもらった歌だったので、心の中でずっと頭を下げていました。そうそう、『乙女の逆襲』は勝田さんがやってたコーラス部分を上國料さんがやっていたのが、なんかちょっと見ていてウフフってなります(笑)
 そして船木結ちゃんがお休みだったのはやはり淋しかったです。でも、次に私が見られるのはホールかな。そこで見られるが楽しみです☆

 

 今月のアンジュルムもどれもとても楽しかったです!☆ 本当にいつも見るたびに大好き!って思わせてくれて、すごく嬉しいんですよ、私は。好きなものを好きって思えることの、思うことが許されることの素晴らしさを、日々噛みしめて感謝しています。

 いつも本当にありがとうございます☆