みたもの感想文。

好きなときに好きなことを好きなように書きます。

20231024 上國料萌衣 バースデーイベント2023

 

 上國料さんが大好きなんですよ。私は上國料萌衣さんが大好きなんです。過去のブログ記事とかあまり上國料さんに触れていないので、嘘だろと思われそうですが。日々、毎日、常に、四六時中、私を構成する全ての細胞という細胞ひとつひとつが、精神、心、魂が、全身全霊をもって「上國料さんが大好きなんだぜ!」と叫んでいます。今この瞬間も「上國料さんが大好きなんだぜ!」です。にもかかわらず上國料さんに関する記述が少ないのは、上國料さんを見た後の感想がいつも必ず「かわいい! すごい! だいすき! しあわせ! うちゅう! だいすき! びっぐらぶー!」みたいになってしまうからなんです。MIXみたいです。語彙力の喪失が甚だしい。好きなものを前にすると阿呆になってしまうものなのかもしれません。わかりませんけど。元々かな。でもなんていうんですかね。もう上國料さんを表すことの出来る言葉がこの世に存在しないのだと私は思っています。しかし、それなのにです。私は今、今年の上國料さんのバースデーイベントの感想を書こうとしています。なぜかしら。上國料さんはいつもすごくたくさんのものをくれて、たくさんの幸せをもらってばかりで、だから恐らく私なりに感じた形にならないふわふわしたものを何かもう少し見えるような形にしたいと思ったのだと思います。そしてそれを自分で読みたかった(笑)

 

<セットリスト>
1、最高ミュージック (°C-ute)
MC(一部:バースデーメッセージ/勝田里奈
2、ずっと 好きでいいですか (松浦亜弥)
3、絶対解ける問題X=♡ (松浦亜弥)
4、奇跡の香りダンス。 (松浦亜弥)
MC
5、Independent Girl~独立女子であるために (Buono!)
6、Give me 愛 (モーニング娘。)
7、Kiss me 愛してる (℃-ute)
MC
8、会いたい (沢田知可子)
9、たしかなこと (小田和正)
10、涙の星 (後藤真希)
11、(一部)帰りたくないな。 (アンジュルム)
  (二部)Be Alive (モーニング娘。)
MC
12、青春コレクション (モーニング娘。)
13、Be 元気<成せば成るっ!> (Berryz工房)
14、ここにいるぜぇ! (モーニング娘。)

(一部のみのリトライ アンコール)
15、帰りたくないな。 (アンジュルム)


 見て! 見てください! セットリスト! 15曲! じゅう!ご!きょく! 15曲ですよ!
15曲も歌ってくれたんです!
色々忙しかったり大変であろう中、こんなに頑張ってくれるなんて……。
こんなにたくさん上國料さんが歌って踊ってるのを観られるなんて……。
大好き。大感激。大好き。しかも、その一つ一つの輝きのすごさですよ。私、自分でも本当にわけが分からないんですけど、一部では最初から最後まで、上國料さんの登場から退場まで、ずっと謎に目から涙が流れていました。え、なんで私泣いてるの、イミワカンナイ、でも涙が止まりません!みたいになってました。謎です。きっと、幸せ過ぎて嬉しかったのでしょう。

 


 さて、感想の前にコンテンツを五つ踏まえたいと思います。上國料さんのお誕生日を精一杯に言祝ぎますよ。

 

<『かみこ日和』第9回(10月18日配信)>
 「ハロー!プロジェクトモバイル」というハロー!プロジェクトアーティストの公式スマートフォン向けサービスがあります。その中のハロー!ラジオというコンテンツ内にある『かみこ日和』という上國料さんのお話を拝聴できる番組。毎週水曜日に更新(予定)で、大体25分弱くらいの長さにわたって上國料さんの日常をその素敵な声で聴くことが出来ます。有料とは言え、ちょっと信じられないサービスです。神がかりとはこのことだと思います。一週間を過ごす糧として、私の血肉になっています。栄養満点。
 そんな『かみこ日和』の第9回でバースデーイベントについてお話してくれています。どんな23歳だったか、どんなセットリストにしたか、どんな気持ちで臨むのか、等々。上國料さんはいつも思っていることを伝えてくれてとても嬉しいです。上國料さんの言葉はその気持ちが心にまっすぐ届いて薄まることなく隅々まで同じ濃度で広がります。だから是非、『かみこ日和』を直に聞いて頂きたいです。上國料さんがどんな想いでイベントに臨んでくれていたのかを知ってイベントを思い出したり、配信を観たりすると、きっと大好きと幸せが増えて楽しいんじゃないかと思います。

 

アンジュルムメンバーブログ 10月23日投稿記事『23歳 上國料萌衣』>
 上國料さんのブログです。お誕生日前日に上がった可愛いと大好きが迸る名文です。紡がれた段落、文、文節、単語、それぞれからそれこそ一文字一文字からキラキラと光の粒が弾けて零れるような文章です。嬉しいことのあった晴れた日に両手を高く上げて振り回しながら走り出したくなるような気持ちになります。上國料さんが23歳を振り返って感じた想いをたくさんの感謝と共に綴ってくれています。こちらこそありがとうです。是非是非お読みください。

 

アンジュルムメンバーブログ 10月25日投稿記事『24歳 上國料萌衣』>
 お誕生日翌日の上國料さんのブログです。溢れる愛と幸せ。喜びに溺れます。私はなんだか第九が聴こえてきましたよ。イベント後のブログなので、当り前ですがイベントを見た後に読んだわけですが、上國料さんが聴かせてくれるもの、見せてくれるものの伝える力を改めて痛感しました。知っていたのにいつもその上を行く。そのすごさが体の中心にズシンと響くような思いでした。是非是非是非お読みください。

 

アンジュルムメンバーブログ 10月26日投稿記事『衣装 上國料萌衣』>
 ひとつ前の『24歳 上國料萌衣』の続き記事としてイベント着用衣装についてお話してくれています。こちらも併せて是非是非是非是非お読みください。

 

<『かみこ日和』第10回(10月25日配信)>
 24歳になったばかりの上國料さんの『かみこ日和』配信。至高コンテンツです。上國料さんが自分の24歳観とか未来についてお話してくれています。もうこれもちゃんと直に聞いて頂きたい。是非是非是非是非是非!お聞きください!


 というかですね。上國料さんのブログは全部読んで頂きたいし、かみこ日和は全部聞いて頂きたい。上國料さんの言葉は日々を鮮やかに彩り、世界がきらきら輝きます。優しい気持ちになれますよ。

 


 上國料さんのお誕生日当日。私は友人と上國料さんがお好きな牛タンを食べてから会場である大宮の RaiBoC Hall に向かいました。道を間違えました。緊張していたんだと思います。

 

〇 あなたと出会えて本当に最高なんだ! 生きてるこの時間が最高なんだ!

 幕が上がっているステージ。ホール全体の照明が落ちると、客席の暗がりが期待と共にアクアブルーの光で満たされます。宇宙一綺麗な色、それがアクアブルーです。個人的見解です。でも本気です。
 ステージが明るくなり、流れてくる前奏は『最高ミュージック』。その音の中、袖から飛び出してきたのは最高上國料さん。最高です。可愛いです。飛び散る光の粒子。キラキラ。信じられないくらい綺麗です。溢れる光の中で自分の中の幸せの種が一気に発芽して巨大な木になるような感覚に陥りました。屋久杉です。縄文杉です。黒地に銀の装飾があしらわれた衣装はとても神々しく、白銀のブーツはどこまでも翔け上がることが出来そうで、翻る大きな銀のリボンはマントのようにどこまでも飛んでいけそうです。銀河帝国軍(銀英伝)の将官にも美少女戦士にも見えました。似合い過ぎてて気絶しそう。神か……。大好き。そして聞こえてくる上國料さんの歌声。最高です。客席全体がこの歌の歌詞の気持ちだったんじゃないでしょうか。いきなり最高に楽しい。始まりでこれだとどこまで行ってしまうのか見当もつきません。しかもこの一曲目から惜しげもなく隠すことなく「来てくれてありがとう!楽しい時間にするよ!」がストレートにバーン!と伝わってくる。前述しましたが、気が付けば謎の涙が流れていました。しかし、この涙がまさかずっと最後まで流れ続けようとは。ここに自分がいることの喜びとか幸せとか、そういう良い色んなもので感情のメーターが振り切れてしまったんだと思います。

 

勝田里奈さん

 一部の最初のMCでバースデーメッセージを贈ってくれたのは勝田里奈さんでした。上國料さんへの想いを語ってくれた後、勝田さん主導でハッピーバースデーを会場全体で歌い(ます)はやい!勝田さんのハッピーバースデー速い!(笑)私がこれまでバースデーイベントで聞いてきたハッピーバースデーの平均速度の2倍の速さです! イメージですけども! でもそのくらい速い! そこで思い出しました。勝田さんは5秒以上は悩まないというエピソードを。歩くのが速くて上國料さんは勝田さんにぶら下がるみたいになってしまうというエピソードを。かわいい! 私、勝田さんのエピソードがすごく好きなんですよ。面白カッコよくて。一番好きなエピソードがあるんですけどここでは関係ないエピソードなので割愛します(笑)勝田さんのVTRを見ながら上國料さんは涙していました。涙しながら勝田さんが大好きと言っていました。なんて綺麗な光景でしょう。私も勝田さん好きです。ちょっとだけお揃い。

 

〇 VERY PRETTY DANCE !  VERY PRETTY SONG !  ~ 松浦亜弥さんパート

 セットリストを見てわかるように、構成としては1曲目の『最高ミュージック』を序章とした5部構成でした。続くは松浦亜弥さんの楽曲を歌ったパート。
 『ずっと好きでいいですか』
 『絶対解ける問題X=♡』
 『奇跡の香りダンス。』
 過去記事でもしつこく書いてますけど、ワタクシ、長いことアイドルをみてきた割に5年ほど前にハロプロに足を踏み入れたばかりなので、25年の歴史に太刀打ちできないんですね。だからハロプロ楽曲を記憶に残るように知る術ってバースデーイベントがメインになるんです。ハロコンやひなフェスとかもありますけど、好きな子が一人でじっくり歌っているのを聞くのが私は一番記憶に残ります。『ずっと好きでいいですか』は流れてきた最初の一瞬、同時に小田さくらさんの声が聞こえてきたので『さくらのしらべ』で聞いたことがあったんだと思います。
 上國料さんの歌の好きなところって、切ない歌でも悲しい歌でも、切ないながらも悲しいながらも、どこかに希望を感じるところなんです。雲外蒼天じゃないですけど。歌の物語の主人公すら思いもよらないところで、片隅にでも確実に元気になれる光の粒が残っている感じがします。ビッグラブ。とは言え、ですよ。希望が残ってるとかとはまた別の話としてですね。主人公が傷ついていたり辛かったりする歌を好きな子が歌っていると、その相手をぶっ飛ばしたい衝動に駆られます。やだやだ落ち着いて。フィクションですよ。虚構と現実はしっかり分けましょう。
 さて、しっとりと始まったこのパートですが、驚異的な立ち直りの早さを見せるかのように一転します。『絶対解ける問題X=♡』『奇跡の香りダンス。』と続いた2曲。たのちい! たのちい! 大爆発! 会場の照明が全部点いたんじゃないかと思うような明るさと騒ぎですよ。全然知らない曲なのに楽しい(笑)ここからの期待値がまたしてもバシバシ上がります。「英語に数学 国語に化学」とかリズムに乗せた単語の羅列が楽しい。曲調とかタイプとか描いてるものとか全く違いますが、中島みゆきさんの『あの娘』を思い出します。言葉を音とリズムに乗せる遊びみたいなものってなんだか面白いですね。
 『奇跡の香りダンス。』は今年のひなフェスで上國料さんがソロで披露していた曲。私は見られなかったのでとても嬉しかったです。あの時はまだ声出しが解禁されていなくて、声出しの状態でやりたかったというようなことを話してくれていました。もー、めちゃくちゃかっこよかったですよ。スターーー!!!!!と思いながら見ていました。客席全体がちゃんと引っ張りあげられて、気が上國料さんに集中している感じがすごかった。そしてそのエネルギーをまた純度をあげて上國料さんがドカーン!と返してくれるんです。大好き。

 

〇 世界を革命する力を!

 『Independent Girl~独立女子であるために (Buono!)』
 『Give me 愛 (モーニング娘。)』
 『Kiss me 愛してる (℃-ute)』
 ここは上國料さんがカッコヨスギて未発見の脳内麻薬が出ちゃうパートです。大好き。
 『Independent Girl~独立女子であるために (Buono!)』も私は初めて聞きました。衝撃でした。なんかすごい舞台っぽい。セリフを言ってるみたいな歌。そして観ているうちに更なる衝撃に襲われます。
 ああ! これはウテナだ!
私の好きな昔のアニメに『少女革命ウテナ』という、確か後藤真希さんもお好きだった作品があります。その主人公・天上ウテナみたいだったんです。歌詞が! そして上國料さんの歌っている表現しているその姿が! 過去記事で何度も書いてるんですが、私、演劇女子部特別編みたいなので『少女革命ウテナ』をやってくれたらいいのにとずっとずっとずっと思っていて、私の中で主要三人のキャスティングも決まっています。主人公のウテナが上國料さん。ヒロインの姫宮アンシーが小田さくらさん。ラスボスの「世界の果て」たるディオス・鳳暁生が譜久村聖さん。絶対に譲れません。最高。最高です。これ最高なんです。最高過ぎて私の脳内ではロングランで上演中です。幕が上がってから降りるまで、アンコールまで、細部に至るまで脳内で上演されています。じゃあもうやらなくていいじゃん。違う! 違うの! 違うのよ! ちゃんと生で聞きたいんです! 上國料さんの声で! 「世界を革命する力を!」とか「逃げるのか!」とか! 失神しそう! 某動画サイトで一話がまだ見れるので是非どうぞ! 合唱曲もたくさんあるから合唱好きの上國料さんにとてもいいと思うんですよ!……話が逸れました。つまり『Independent Girl~独立女子であるために (Buono!)』は、そのウテナの中のワンシーンような、ウテナがアンシーに向けて訴えているような歌、歌詞、上國料さんの表現だったんです。本当に舞台を観ているようでした。また観たい。配信が今から楽しみです。
 『Give me 愛 (モーニング娘。)』これもまたドラマティック。そしてこれも以前書いてると思うんですけど、ハロプロの楽曲って組み合わせて一つの舞台が出来るんじゃないかと思うことが多々あります。中島みゆきさんがずっとやっている夜会というステージがあります。今でこそ全曲書下ろしですが、初期は既存曲を組み合わせて一つの世界を作っていました。そういうことが出来るような気がするんです。上國料さんの『Give me 愛 (モーニング娘。)』を見ながら上國料さんのそういうものも見てみたいなと思いました。
 『Kiss me 愛してる (℃-ute)』はとにかく上國料さんの振りがとても素敵でした。すごく可愛いのにすごく格好良くてそのうえ艶やかさまである。あのサビの手の動きとかもうずっと見ていたい。上國料さんが周りの空気を操るみたいに流れが見えてくる。動きの余韻の線が見えてくる。上國料さんの動きが美しくて大好きです。歌もこのパートを駆け抜けるように客席を巻き込みながら疾走して飛翔していく感覚が心地よかった。

 

〇 かみこBallad 、アクアブルー響く

 『会いたい (沢田知可子)』
 『たしかなこと (小田和正)』
 『涙の星 (後藤真希)』
 (一部)『帰りたくないな。 (アンジュルム)』
 (二部)『Be Alive (モーニング娘。)』
 これまでの昂揚を凪ぐようなバラードパート。ここは段原瑠々さんが春に行ったFCイベント『RuRu Ballad』の様に『かみこBallad』をやってほしいというファンからのリクエストに応えたもの。リクエストしてくれた方々、本当にありがとうございます。おかげさまでこんな素敵な時間に居合わせることが出来ました。段原さんも『RuRu Ballad』やってくれてありがとうございます。心から感謝です。
 このパートは着席鑑賞でした。着席で見る時間があるというのは身長がそんなに高くない私にとってはとてもありがたくて、立ってると本当に何も見えないことがあるんです。でも座ればすべて見える、とは言わないまでも、見えるポジションがある。だから見える時間を作ってくれるのは本当に嬉しいです。本当に、心からありがとうがざいますという気持ちです。このバラードパートが一部では大変なことになっていました(苦笑)上國料さんの気持ちが歌に乗り過ぎたのか泣いて歌えなくなるという事態に(苦笑)すみません。申し訳ないと思いながら、すごく可愛かったです。ごめんなさい。こんなに心が綺麗で大丈夫なのかと心配にもなりましたが。因みに私は開演からずっと泣いています。この時も涙が流れ続けています。上國料さんが泣いてるのをどうこうなんて言えません。しかし、あまりのことに本人も驚いたのか悔しかったのか、一番感極まっていた『帰りたくないな。』を「もう一回歌いたい!」と言い出しました。なんて可愛いんでしょうか大好き。袖からOKが出たものの一番最後にしようということに。『帰りたくないな。』はこれまでのメンバーの卒業とリンクして特別な思い入れがあるそうです。私でも色んな想いが去来するので、さもありなんと思います。
 この『かみこBallad』パートは上國料さんの歌とその声の表現力を満喫できたパートでもありました。その中でも『たしかなこと』は2020年に行われたハロコン『The Ballad』で上國料さん自身が歌っていた歌。これがまたその当時と全然違う歌になっていてですね。とてもとても感動したんです私は。当時はその時の社会情勢を反映した歌になっていたんだと思います。しかし今回、静かにせせらぎのように聞こえてきた歌は、穏やかに、やわらかく、優しく、あたたかく、客席にしみわたるようなものになっていました。煌めく澄んだ声はその純度をますます上げて、彩度、明度、濃度を少しずつ変化させていきます。東山魁夷の『緑響く』が目の前に広がるようでした。静謐さの中に現れる朝日の様な艶やかさ、清廉さ。かみこBalladパートを観て、聴いていて、上國料さんは大切なものの為に歌っていて、その大切なものの中に自分たちファンも入れてもらえているような、そんな感覚になりました。そんな風に思わせてくれることがとても嬉しくて、だから冒頭から流れっぱなしの私の涙が止まるわけがないんです。大好きです。

 

〇 なんて素晴らし この幸せ!

 一部では感極まって泣いてしまっていた上國料さんの「最後は涙で終わらずに楽しい気持ちで」というMCの後、ついに最後のパートです。さみしさを感じながらもそれを上回る愉悦感。幸せだー!と身体中が沸き立ちます。
 『青春コレクション (モーニング娘。)』
 『Be 元気<成せば成るっ!> (Berryz工房)』
 『ここにいるぜぇ! (モーニング娘。)』
 上國料さんが最後に選んでくれたこの3曲。感動。上國料さんは、みんなに幸せでいてほしいと、本当に、心からそう思っているのかもしれないと思いました。もしそうだったらその嬉しさってそれこそ表す言葉がこの世にない。アイドルって世界平和のために歌ってるんじゃなかろうか。真剣にそう思う時があります。
  輝け 愛があるから
  なんて素晴らし この幸せ
  歌は国境越えて どこまでも進むよ
  愛の翼を広げ 「I’M HERE」 今ここで叫ぶぜぇ!
 上國料さんがここにいてくれることの奇跡と喜び。上國料さんを好きな自分が誇らしくて、上國料さんを好きなんて私なかなかやるじゃん、すごいじゃん、最高じゃん、と思います。相変わらず涙は流れっぱなしですが、ぼやけて見えなくはならないところはさすが私です。最後は自分を褒めました。感動的な文が台無し。

 

〇 帰りたくないな。

 全14曲を終えた後、一部のみリトライのアンコールがありました。『帰りたくないな。』まさに帰りたくないな、です。しっかり歌ってくれました(苦笑)上國料さんの『帰りたくないな。』は今やっているツアーでもそうでしたが、一人で歌っていてもアンジュルムが見えてきます。とても幸せな風景が見えてきます。夕暮れだったり青空だったり、でもどこにいてもみんなキャッキャしていて楽しげです。上國料さんの所作ひとつで空が見えたり星が見えたり風が吹いたり温度が変わったりします。本当にすごいんですよ。うわぁ☆ってなります。

 


 上國料さんは歌とパフォーマンスだけではなく言葉でも私の欲しい言葉をくれます。二部のかみこBallad明けのMCだったと思うんですが、一部で気持ちが乗り過ぎて歌えなくなってしまったことに触れつつ、聞いてくれた人がそれぞれの物語を感じてほしいというようなことをお話してくれました。それぞれに解釈の自由を許してくれるというのが、もう大好き!ってなります。私は自分の中で本当に好き勝手に考えて解釈して想像して作り上げていくことが好きなので、そう言ってもらえるのはとても嬉しくてありがたいです。和田さんの愛や多様性という考え方が連綿と引き継がれているのを感じます。和田さんもありがとう。

 

 

 上國料さんは本当にファンを好きでいてくれて、愛をくれるようにいつも感じています。だからいつもそれに恥じない自分でありたい、あろうと思います。日々、色々なマイナスの感情に苛まれることが多々あって、それが自分を占めてしまいそうになることがあるけれど、その自分は、今の自分は恥じることなく上國料さんの前に立つことができる自分であるのか。重い。超重量級です。でもそんな風に思うようになりました。そうすると、例えば意地悪な気持ちが引いていったりします。そういう自分がいるということに気を付けられるようになります。そんな自分のことを好きになります。だからこれからもそんな風に自分に問いかけながら生きていきたいと思います。言ってることが重すぎて地面にめり込みそう。でも、恐ろしいことに全部本気です。

 上國料さんは、上國料さんの歌は、私を幸せにしてくれるんです。だからコンサートやイベントの後はいつも幸せな気持ちでいっぱいになって、それこそ溢れて零しながら席を立ちます。帰り際、会場出口でポストカードが配られました。上國料さんからのプレゼントでした。ポストカードには上國料さんが旅先で出会ったたくさんの素敵が写真となってプリントされていました。上國料さんからの幸せのお裾分けです。ああ、幸せだなぁ……。また幸せが溢れて零れます。ポストカードの写真を眺めながら歩く帰り道。溢れて零れた幸せで、別の誰かがまた幸せになればいいなと思いました。

 

 

 上國料萌衣さん、24歳のお誕生日おめでとうございます。
 上國料さんのブログを読んで、かみこ日和を聞いて、24歳の上國料さんの活躍が楽しみで仕方ありません。もっと素敵になっちゃうのかと思うと、息が止まりそうです。止まらないように健康に気を付けたいと思います。元気が一番。楽しいのが一番。

 上國料さんがいつも笑顔で楽しく過ごせますように。
 素敵なことがたくさんありますように。
 心も体も元気でありますように。
 そして、たくさん幸せでありますように。
 24歳、良い一年にしてください!

 

 24歳のバースデーイベント、とても楽しかったです。最高でした。
 かわいい! すごい! だいすき! しあわせ! うちゅう! だいすき! びっぐらぶー!
 私の中は結局こんな感じでした(笑)
 ずっとずっとハッピーでした!
 素敵な時間を、愛を、幸せを、いつも本当にありがとうございます!

 上國料さんが大好きです!

 あー! もー! 幸せ!

 

 

 

 

*  *  *  *  *  *  *

P.S.
 以下、上國料さんからのポストカード写真です。上が一部で、下が二部で頂いたものです。友人はまた違う写真でした。一体何種類あったのかしら。すごい。大好き。

ウメモドキかとも思ったのですが実のつき方が違うようにも思います。
実のつき方を見るとムラサキシキブな気もしますが色が違う。
でも写真の色味が変化してるとすればそうなのかも。
ウメモドキ花言葉は「知恵」「明朗」「深い愛情」
ムラサキシキブ花言葉「聡明」「上品」「愛され上手」
どっちも上國料さんだ!

 

上國料さんがお好きだと言う彼岸花です。嬉しいです。
赤い彼岸花花言葉
「情熱」「独立」「再会」「あきらめ」「悲しい思い出」
「想うはあなたひとり」「また会う日を楽しみに」
ちょっと寂しいものもありますが。
ファンサイドの心象であるかも。

 

 

P.S.2
 二部終了後、客席からの歓喜のコールに応えて、もう客電も点いている中、上國料さんが袖からひょこっと顔を出してくれました。んもう! かわいい! 大好き! 愛が走り出します。大爆発。

 

 

 

 

 

小田さくら『愛して 愛して 後一分』 からみえたもの。

 

 『ハロドリ。』の「ONE PLUS ONE」というコーナーで、平山遊季さんと小田さくらさんが披露した『愛して 愛して 後一分』。この小田さんがとても面白かったので、そこから見えてきた私なりの『愛して 愛して 後一分』(以下、『愛して~』と略)についてまとめてみたいと思います。感想というよりも、小田さんが見せてくれたものへの個人的な解釈(とその過程)。私見です。

 

 

〇 第一印象と歌詞

 第一印象として感じたのは、『幼さ』、『可憐さ』、『危うさ』、『純粋さ』、『色香』、『相手の見えなさ』、そしてこれらと耳に入ってくる言葉との『アンバランスさ』。よくわからないなー、と思いました。いや、わからないというか、不思議。何かがあるのはわかるのだけど、それが掴めない。なぜこうなっているのか、何があるのか、何を見ているのか。そういうものがわかりたくて、まずは歌詞をちゃんと読んでみることにしました。
 歌詞は映像にも字幕として出ていたので、なんとなく、結構直接的なきわどいことを言ってる感じがするな、とは思っていました。その印象を頭に残しつつ読んでみると、それはやはりその通りで、でもそうするとますますわからない(笑)大人の歌詞、というのでもないけれど、言ってみればやんちゃな歌詞。このやんちゃな歌詞を言葉としてだけで見た時に想起するものと小田さんの見せてくれたものから見えたものがかなり違うように私には思われました。なんというか、小田さんから見えた主人公は育ちの良い、比較的裕福な家の少女で、純粋さと同じだけの残酷さが静かに危うさを湛えているような感じがしました。歌詞の字面から窺える感情と欲情が突っ走るストレートなやんちゃ感とは対照的なものだと私は思います。だからきっと、小田さんはこの歌詞をステレオタイプに表したのではないのではないか。もっと他の可能性を探ったのではないか。そう思うようになりました。
 では、その表出しているものからどんな『愛して~』が見えてきたのか。

 

 

〇 見えない部分

 トーク部分で平山さんが話していたので、過去のモーニング娘。の『愛して~』の映像と高橋愛さんのソロアングルver.映像を見てみました。なるほどー。と思わず声が出ました。歌詞をすごくわかりやすく伝えているというか。高橋愛さんのは獰猛な肉食獣といった感じ。このわかりやすさがこの歌の中で流れている時間の流れのイメージを見せてくれました。とても刹那的というか、とにかく『今』『この瞬間』。例えば部屋の一室でリアルタイムに起きている心理的、物理的な動きが見えてくる。それなら小田さんの『愛して~』はどうなのだろうと思うわけです。

 最初に考えたのは相手と過ごす『今』と相手との『これまで』の時間のオーバーラップ構造。『今』を過ごしながら、出会いから今という『過去』を振り返る。これからのことはわからない。どうなりたいのかも考えていない。ただ、『今、この瞬間』に溺れる快感を享受する。でも、不思議なことに、それに見合うほどの表面温度の高さは感じられなかった。小田さんの表情を見ていると、どこか冷徹な部分が見えて、どうも恋をしている感じがしない。もっと正確に言えば、目の前の相手に恋をしているような感じがしない。どんな相手なのか、何に惹かれたのか、何があったのか、どう思われているのか。確かにそこに何かはあるのに、靄がかかっているように見えない。見えないということは、自分の中できっとミスリードをしている。

 

 

〇発見と広がり

 それなら逆に、何かあると思わせるものは何なのだろう。それはひとえに小田さんが見せてくれるものそのもので、その歌であり、表情であり、目の色であり、ダンスや形の所作であるのだと思います。その中に確かに『愛して~』の主人公がいて物語がある。私に見えるのは、17歳から19歳の少女のイメージ。まだ幼さがあって、可憐で清純で純粋。それなのに何とも言えない色香を放って、それに中てられた人を強烈に惹きつける。そのアンバランスさは魔性となって少女自身に危うさをはらませ、その誘惑に数多の人が堕ちていく。小田さんの『愛して~』を何度も見ながら、連想するようにここまで考えてはっとしました。ああ、この少女はカサノヴァなんだ。そう思った瞬間、視点ががガラリと変わり、たくさんのピースが一気に目の前に現れてきたような気がしました。少女の前にいるのは恋の相手というよりも誘惑のターゲット。たくさんのターゲットを次から次へと誘惑していくから目の前にいるであろうはずの相手が見えなかったのではないか。

 ではなぜ少女はそうなってしまったのだろう。それは「恋に焦がれてた あの頃と まったく違うけど」という歌詞に見ることが出来るように思います。今を語る中にある数少ない過去の恋を振り返る言葉。「恋に焦がれてた」とその時の自分自身を自虐的に否定しながらも忘れられずにいる。叶わなかった、おそらくは初めての恋。その恋は少女の中できらきらと、それはもうきらきらと輝き続ける。その一方で選ばれなかった悲しみにその恋を否定する。否定するほどに初恋の存在感は大きくなり、それに抗うために初恋以上のものを探しながらも、あれ以上のものは無い、あれ以上の人はいないと思っている。きっとターゲットとなった人たちは皆、忘れられない初恋の人にどこか似ていたりするのだろう。そうだ。こうしてたくさんの人と出会っていけば、またあの人にたどり着けるかもしれない。欲望と諦観、自虐と自己愛、逃避と執着。少女をカサノヴァにしたのはきっとこれだ。なんて面白い。思い至った可能性に、私は興奮しながら再び小田さんの『愛して~』を観てみることにしました。

 

 

〇見えてきたもの

 あくまでも私が脳内で勝手に感じたことではありますが、以下、私が見た小田さんのパフォーマンスをストーリーの箱書きっぽく書き出してみました。

 

前奏:少女とターゲットとの出会い。狙いを定める

Aメロ:少女の誘惑

Bメロ:過去回想(誘惑は同時進行)。叶わなかった恋。選ばれなかった自分。回想明け「あの頃の自分とは違う」

サビ:少女に夢中になるターゲット。誘惑される悦楽。求められる快感。満たされる承認欲求。優越。オーバーラップする初恋。同時に、もしかしたら今度こそ(忘れられるかもしれない)と微かに期待する少女自身の矛盾

間奏:交錯する過去と現在(過去と現在の比較)。ターゲットへの失望。初恋への強烈な渇望

ラスサビ:やっと手に入ったと思わせた直後の拒絶。ターゲットが傷つく様までが快楽

後奏:ターゲットとの別れ。新たなターゲットとの出会い。狙いを定める。繰り返される恋

 

 これを骨格に少女の心の動き(あるいはターゲットの動き)を追いながら、「小田さんの見せ方」と「歌詞」を道しるべに、私が感じた『愛して~』のストーリーが見えてきます。

 前奏の小田さんの少し汗ばんだ感じや髪さばき、衣装の裾の動きは夏の強い風を思わせて、ターンの直前に一歩踏み出す足と表情には出会いの衝撃と一瞬の躊躇いを感じます。けれどもターンのその後には出会った相手をターゲットとして狙いを定めている。ふとしたきっかけで交わした言葉はとても魅力的で、どこか初恋の人を思わせる。跳躍してかかとを鳴らすと少女の誘惑が始まります。

 「愛して 愛して 後一分」。我欲の強さとは裏腹に、誘惑はあくまでもさりげなく、それとわからぬように。「恋に焦がれてた あの頃と まったく違うけど」。あの頃に選ばれなかった恋に恋するような少女ではもうない。少女は変わった。積極的になった。選ばれるために変わった。

 サビに入った直後の小田さんのターンで状況が変化したような気がしました。やわらかく回転する姿は、少女が夢中になったターゲットをやんわり躱しているように見えます。ターゲットからのあからさまな誘惑を楽しむ少女。求められる快感に承認欲求は満たされ、その優越感に自分が価値のある存在であると実感する。自分に夢中になる人の姿を見るのはなんと甘美で素晴らしいのだろう。小田さんはたくさんの薔薇の花を抱えるように「全部ステキ」と歌います。この恋が本物であればいいのに……。酔い痴れるほどの悦びに少女は微かな期待を寄せる。

 けれど、ふとした拍子に少女はターゲットに失望します。生まれた疑念は少女の目を冷徹にし、初恋の人の姿を鮮明に呼び起こさせ、そしてこの恋の目的を思い出させます。

 別れを決意した少女は何一つも気づかないターゲットを観察しながら探ります。ターゲットが出来るだけ傷つくようなシチュエーションとタイミングを。いつ、どこで、どう過ごしていても、少女の脳裏には初恋が重なり、重なるほどにターゲットへの気持ちは冷たくなっていく。そして、今日こそ関係性を前に進めようと意気込むターゲットに少女はついにタイミングを見つけた。その先に起こることを想像して、少女は眩暈がした。小田さんが右手を上に伸ばす様は少女が初恋を求める様で、体を沈ませ髪を落とす様は少女が初恋に堕ちていく様に見えました。そして、再びの「全部ステキ」。これから見られるであろう光景に、少女の胸が高まる。ターゲットの想いに応え、全てを受け入れるような微笑。ターゲットにやっと少女を手に入れたと思わせたその瞬間、少女はターゲットを突き放す。冷たく拒絶する。

 ターゲットから去っていく少女。あと何人と出会えばあの人にもう一度たどり着けるのだろう。残暑、少女は新たなターゲットと出会う。少女の目の色が変わる。

 

 

〇薔薇のような恋

 「薔薇のような恋」というのが象徴的な使われ方をしているように思います。薔薇のような恋。どんな恋なのか。薔薇のような、ということで連想していくと、単純に咲いているイメージで、華やか、派手、情熱的、高貴とかでしょうか。ただ、別れまで、と考えた時に薔薇の散り方を思ってみました。薔薇って種類によって散り方が違うらしいんですけど、はらはらと花弁が落ちるもの、ドサッと一気に花が崩れ落ちるもの、花が枝についたまま枯れて朽ちていくもの、があるそうです。何となくですが、小田さんのパフォーマンスで私に見えた『愛して~』はこの三つの散り方全てが同時に存在しているように思いました。

 

 

 以上が、小田さんの『愛して 愛して 後一分』を見て、私に見えたものでした。実はあと2パターンくらい見えるものもあるのですが、それはもう蛇足になってしまうので書きません。小田さんのパフォーマンスはすごく具体的な感じがするのに、想像するための余白はしっかり残してくれているのがとても素敵で大好きです。同じパフォーマンスでも視点やスタンスを変えて見ることで色んな画が見えてくるし、同じものでもパフォーマンスを変えたらまた違うものが見えてくる。見せてくれた分だけ受け手である私たちは物語が紡ぎだせる。それはきっと無限と言ってもいいのだと思います。だから芸能(芸事)は面白いし、その面白さを小田さんが見せてくれるのがとても嬉しくてワクワクします。


 そう言えば、小田さんがブログで『私が好きな起承転結がはっきりした小説みたいなイメージの「愛して 愛して 後一分」を歌いました!!』と言っていましたが……小田さんのイメージとは全く違うものになってしまっていると思うので、何というか勝手に色々捏造してすみません、という気持ちでいます(苦笑)


 あ。後ですね、いらない情報を付け加えておくならば、私が見た『愛して~』の主人公をアニメキャラに例えたら、少女革命ウテナの姫宮アンシーだと思います(笑)

 

 

 

20220311 小田さくらバースデーイベント『さくらのしらべ11』

 

 2022年3月11日、相模女子大学グリーンホール大ホールで行われた『モーニング娘。'22 小田さくらバースデーイベント「さくらのしらべ11」』を観てきました。私にとっては2回目の『さくらのしらべ』です。まずはセットリストから。

 

~overture~
1.ALL FOR ONE & ONE FOR ALL(H.P.オールスターズ
~MC①~
2. お願い魅惑のターゲットメロン記念日
3. ONLY YOU(続・美勇伝
4. 地球が泣いている(モーニング娘。
~MC②~
5. さみしい日(モーニング娘。
6. さくら満開モーニング娘。さくら組
7. サヨナラのLOVE SONG後藤真希
~MC③~
8. BE HAPPY 恋のやじろべぇ(タンポポ
9.ドキドキベイビー(真野恵里菜
~MC④~
10.やる気!IT'S EASY (後藤真希
~ending~

 


 幕が上がった状態のステージ。下手奥には黒い布がまかれた台があり、その上には黒い布が被せられた水と控えめに桜が生けられた花瓶。開演前のアナウンスが客席に響き、客電が落ちると overture が流れ始めました。 overture は去年と同じ。このとき、私は初めて overture は毎回同じものを使っているようだとわかり、「なるほどなー、それはそうかー」と一人で納得していました。2回目であるが故の感動です。この overture 、最初からなのか、それとも途中からの固定なのかはわかりませんが、小田さんがMCで『長寿イベント』と言っていたように、長く続くものであれば、そういう決まりごとの様なものがあると形として美しくなるように思います。何より、始まりの合図である overture が聞こえてくるとドキドキする。 overture を聞きながら、私は去年の公演を思い出したり、これから目にする耳にするものへの期待を膨らませたりと、ワクワクしながらこれから始まる未知の時間を待ち構えていました。そんな中、まだ薄明りの暗いステージに下手袖から人影が歩いてきます。客席からは拍手が沸き、人影がステージ中央で止まったのと overture が終わったのはほぼ同時でした。入れ替わるように流れ出す前奏が拍手を鎮めると、ステージの中央に静かにスポットライトが降りてきます。そこにやわらかに浮かび上がる小田さんの姿!ありがたい!なぜかちょっと手を合わせたい気持ちになりました。だって、すごく可愛いんですよ。変わらずに可愛くいてくれて、素敵でいてくれて、なんていうか、姿を見ただけで自分の中から幸せが沸き出してくるのがわかるんですよ。そんな風にステージにいてくれてることに安心したというか。なんだか、ホッとしていました。そして、第一声。小田さんの歌声が届いた瞬間、沸き出した幸せはとめどなく溢れだした。

 


 今回の『さくらのしらべ11』(以下、『11』)は前回の『さくらのしらべ10』(以下、『10』)と全く違ったベクトルのものを観ることが出来て本当に面白かった。見ていて浮かんできた言葉は『物語性と今性』、『共存』、『挑戦』、『感謝』、『愛』、『平和』、『伝える』、『願い』の8つ。これらが相互に独立しながら、溶け合い、一つになる。その形が今回の『さくらのしらべ11』であったように思います。

 

 

〇『ベクトル』について

 『10』は非常に『物語性』の強い作品だったのに対して、今回の『11』は『今性』を前面に押し出したものであったように思います。もちろん、『10』もファンに向けられたものであったのに間違いはないのだけど、物語の世界を見せていくという感覚で、時間も空間も感情も、表現するもののベクトルが内に向いたものだった。でも、それが『11』では全く対極に位置するような感じだったんです。放出するように表現するもののベクトルが外に向かっていた。客席にいるファンと同じ場所、同じ時間、同じ空気を共有して、同じ世界に一緒に存在している。みんなと一緒にいる、共に在る、という実感を伴う事実を、『今』を、小田さんのパフォーマンスによって共有して、一緒にワイワイ楽しむ感じとでも言いましょうか。楽しいね!嬉しいね!最高だね!というような『今』の気持ちを交感したいというような印象を受けました。だからと言って、『10』の時に感じた創造性が薄くなったのかと言えば、そういうわけでもなく、これも違った形で見せてくれていました。

 小田さんの表現力のすごさって、想像力のギミックを使った見えないものを見せてくれる創造性(力)にあると思っていて、私はそれが本当にとても大好きなのですが、『10』では『物語性』によってそれを見せてくれていたんですね。でも、今回は今、ここに、一緒にいる事実をもってそれを見せてくれた。小田さんが見る世界にみんなを一緒に連れていってくれた。内に作り出した世界ではなくて、小田さんが見ている世界、景色を私たちにも一緒に見せてくれた。そういう感覚になりました。だから、最初は私、今回は『物語性』のない公演なんだと思っていたんですよ。みんなと『今』を共有することに完全シフトした公演だと。でも、終わってみたらそれは違ったと思いなおしました。

 先ほどから何度も使っている『一緒』という言葉にあるように、今回は客席が完全に『さくらのしらべ』の中に組み込まれていて、体験型の公演とも言えるものだったと思います。そこに小田さんのパフォーマンスの面白さが加わる。小田さんのパフォーマンスって『一対全て』であり『一対一』であると思うのです。目の前にいるたくさんの人たちを全てとして見ながらも、そこに個の存在があることに気を行き渡らせて向き合っている。だからこそ客席に座るファンは小田さんが『自分』と向き合ってくれていると感じることが出来る。小田さんが見せてくれる世界を、みんな一緒でありながらも、個として同じ時間を一緒に旅することが出来る。その上で、それぞれがそれぞれに得た想いを抱き、会場を後にすることで、客でありながら、さながらダブル主演の片方となり、それぞれの『さくらのしらべ』が完成する。「行って帰ってくる物語」として、『11』がしっかりと『物語性』を伴ったものだったことを、会場を後にするファンの人たちの姿を見て、何より自分自身を省みて知ったのでした。

 

 

〇構成と曲について

 MCを挟む形でこれを区切りとした5部構成。

 overture からの1曲目『ALL FOR ONE & ONE FOR ALL』(H.P.オールスターズ)。最初のパート。『始まり』であり『11』を象徴する歌。時勢もあるのかもしれませんが、小田さんの『祈り』でもあったように思います。ハロプロの未来を歌う歌が好きです。この歌も『さくらのしらべ』のこれから始まる未知の世界へと船出をしていくような高揚感でいっぱいになりながら聞いていました。ガラリと会場全体の空気を変えて、一気に幸せを行き渡らせて、異空間に客席をさらってくれる。と同時に、来てくれてありがとう!今日は一緒にたくさん楽しもうね!楽しませるからね!という声が聞こえてくるようでした。

 

 MC①明け、歌とダンスのパート。

2. お願い魅惑のターゲットメロン記念日
3. ONLY YOU(続・美勇伝
4. 地球が泣いている(モーニング娘。

 ホールでの公演ということもあり、遠くの人にも楽しんでもらえるようにパフォーマンスの大きさを変えないといけないと思った。そもそも自分は歌って踊れるのだろうかと思ったことからの挑戦の意味もある。(MC②より)ということで、小田さんがたくさん歌って踊って移動するブロックでした。なんというか、こういうMCを聞くにつけ、ちゃんと考えてもらえて幸せだよなと思います。こういうことを考えられることって、当り前じゃないんですよ。本当に。すごいことなんです。

 『お願い魅惑のターゲット』では客席に気を漲らせ、会場を掴みにかかり、時間軸、空間軸、空気軸を同じにして、同じ場所に立ってくれた。一緒に楽しむという形を作って見せてくれたことで、ファンも応えやすくなり、客席とステージが観念的に一体化したように感じました。ステージからの一方通行ではない感じ。この時の小田さんの目の色がすごく可愛くて色っぽかった。小田さんの目ってすごくドキーン!とさせられる瞬間があって、恋に落ちそうな危うさがあります。鳩尾に来る。

 『ONLY YOU』は客席一人一人に語り掛けていく感じ。誰も、誰一人も取りこぼさない。置いていかない。とにかく小田さんがめちゃくちゃカッコいい。めちゃくちゃイケメン。ファン一人一人への想いを歌詞にのせてくれたと思うのは自惚れかもしれませんが。でも、そう思わせてくれるのはとても嬉しいです。余談ですが、私は『続・11人いる!』での小田さんのフォースが大好きなんですよ。小田さんがイケメンで急に思い出したので書いておきます(笑)小田さんはすごく可愛かったりするけど、カッコイイもとても素敵なんです。

 『地球が泣いている』。見事に煽ってきたなという印象でした。2曲目、3曲目でぐいぐい引っ張り上げてきた客席をさらにもっと先へと、もっともっとと煽っていく。そして煽りながら感謝を伝える。想いが届くことを願っているようにも見えました。

 

 MC②明け、小田さん曰く『さくらのしらべ』王道のパート。

5. さみしい日(モーニング娘。
6. さくら満開モーニング娘。さくら組
7. サヨナラのLOVE SONG後藤真希

 このブロックがまた面白かったんですよ。このブロックって、何というか、少し小田さんの『自分』が出た部分なのかなと思いました。小田さんのすごくプライベートな、個人的な願いや祈り、想いといった何か伝えたいことがあって、それを伝えようとしているように感じました。でも、私個人が感じたことを書いてしまうと、それは書き過ぎになってしまうように思うので割愛します(笑)とにかく、この三曲の流れがとても興味深かった。パフォーマンスとして素敵だったのが『さくら満開』から『サヨナラのLOVE SONG』への移行。『さくら満開』のラストで空を見上げて、何かを受け取るように右手のひらを高く掲げる。そしてそのまま『サヨナラのLOVE SONG』へ。この前奏の時に、天高く掲げられた手のひらは、何かを掴み、握りしめられ、何か決意を持ったようにゆっくりとおろされていくんです。すごく印象的で象徴的。そして強烈でもありました。とても美しかった。小田さんは手の表情がとても美しいんですよね。形を作るのがとても上手で綺麗。時よ止まれと思うほど見惚れてしまいます。それと、『さくら満開』で満開の桜がおりてきた演出も素敵でした。

 ハロプロの子たちは基本的にファンのことが好きである様に感じられるので、それって本当にとても素敵な良いことだなと思います。『未来』『願い』『祈り』『感謝』。そんなものを感じたパートでした。

 

 MC③明け、スーパーアイドルパート。

8. BE HAPPY 恋のやじろべぇ(タンポポ
9.ドキドキベイビー(真野恵里菜

 やー、なんかもう、可愛い。これに尽きる(笑)みんなに元気になってほしい!みんなで幸せになろう!みたいな感じで、目をキラキラさせた小田さんがぴょんぴょんしててとにかく可愛かったです。可愛いって言うのはなんでこんなにこうウフフ☆ってなるんでしょうね。心の中にお花が満開になる。小田さんは二階も一階も会場の隅々までしっかり見てくれるから、会場一面がお花畑みたいになっていたと思います。

 

 昼公演のMC④のことを少し書いておきたいと思います。『ドキドキベイビー』が真野恵里菜さんの曲だったことに因んで、小田さんが研修生の時に真野さんに声をかけてもらってすごく嬉しかったという話を聞かせてくれました。そして、その時のことが嬉しくて、自分も研修生とちょっとしたことでもお話しようと思っている。真野さんが自分にくれた親切を自分が誰かにしたら、その子も後輩に親切にして、その子もまた別の子に親切にして、という親切の連鎖がきっと生まれると思う。だから人にされた親切は人に返すと思っている。そう話してくれました。ああ、小田さんは本当に『愛』とか『平和』とかを日常的に心から本気で願っているんだなと思いました。私もそうありたいと思います。

 

 最後は、小田さんが「明るい気持ちで、最後まで楽しい気持ちで帰ってほしいと願って、楽しむことに罪はないと思って歌う」「どんな状況でも前を向いていきましょう!」と言ってくれた『やる気!IT'S EASY』(後藤真希)。まさに先に進むために背中を押してくれるような歌でした。会場全体に振り撒かれるのは『愛』であり、伝えられるものは『感謝』、届けられるのは『祈り』、そのすべてが小田さんの『願い』として客席の人たちみんなに降り注ぐ。それをそれぞれがそれぞれにそれぞれの想いと共に受け止めたのではないかと思います。

 

 最初の曲も最後の曲も未来を歌う、踏み出していく歌でした。構造としては初めに戻る構造を成しているけれど、初めと終わりでその形は違っています。最初の「一緒の船出」から、「一緒の旅」を経て、最後は同じ船出でも「それぞれの船出(旅立ち)」という形を取っていたように思います。「一人ではない(一緒である)」という観念的な繋がりは保たれながら、物理的には切り離され、客席にいた人たちは再びそれぞれの現実へと踏み出していく。小田さんがくれた『愛』を勇気に変えて。小田さんが見ている、見せてくれる世界の中で、たくさんのことを感じながら、私たち自身が『物語』を生きていた。そんな風に思いました。

 

 

 『さくらのしらべ11』、とても楽しかったです。本当に楽しかったし、面白かった。こんな素敵なものを年に一度見せてもらえるなんて、それはファンは毎年必ず惚れ直させられるし、その度にどんどん好きになっちゃうよなと思います。また来年も観られたらいいなぁ。楽しみにしています!

 

 『さくらのしらべ』は小田さんの持っている核が様々な形の結晶となってきらきらと煌めきながら目の前に現れるものなのだと思います。

 

 最後になりますが、今更感もものすごいですが。
 小田さくらさん、23歳のお誕生日おめでとうございました!
 小田さんがいつも笑顔でありますように!幸せでありますように!☆

 

 

 

20210609 小田さくらバースデーイベント『さくらのしらべ10』アンコール公演

 

 

 2021年6月9日、小田さくらバースデーイベント『さくらのしらべ10』アンコール公演を観て来ました。

 これがもうめちゃくちゃ面白かった!
 何が面白かったって、最初に観た2021年3月15日の小田さくらバースデーイベント『さくらのしらべ10』(以下、『前回』と表記します)と全然違ったこと!
 セットリストは同じなのに、もう本当に別物でした!
 (因みに、前回の感想はこちら

 イベントとしては、開演前の影ナレが譜久村さんと生田さんだったり(この日は小田さんのイベントの後に9期のイベントがありました)、交換したドリンクについていたドリンクホルダーが紫だったりと、ウフフ☆となるようなサプライズや仕掛けがあったのも、とても楽しかったです。

 

 

〇冒頭の感触

 今回はライブハウスだったこともあり、開演前からステージが見えている状態でした。会場が暗くなり、instが流れてしばらくした後、暗いままのステージに小田さんが下手から登場。
 1曲目の『Go Girl~恋のヴィクトリー~』で、ステージが明るくなった瞬間の小田さんがどえらく可愛かったのは前回同様なのですが、この時の印象が前回とかなり違っていたのが面白かったです。

 前回は意気込みというか勢いというか、小田さんから溢れて客席に押し寄せる気みたいなものがすごかった。それが今回は少し落ち着いていたというか、ちょっと引いて客席を見ている感じがしたんですね。
 ステージにはセットもないし、髪のアレンジも違っていて、そもそも会場が違う。
 感染症に係わる世間の状況や緊張感も変わっている。アンコール公演ということもあるし、少しラクというか、入れ込みすぎないで出来る感じなのかな、と、その時は思っていました。
 公演が進むにつれて、この印象の違いの理由は表現の仕方や見せ方の違いからくるものなのかと得心したのですが、この辺のことはまた後述します。

 それと、開始前から開始直後までの間に、ちょっと気になったことがありました。
 自分の中でオープニングのワクワク感が前回よりもなんだか抑え気味だったんですね。ちゃんと楽しみにしてきてるのになー、なんでかなー、と考えていて、既に一度見ているものだからかな、と最初は思っていました。勿論、それもあるんですけど、それだけではなくて。考える内に、会場が違うということが影響したのかな、と思い至りました。
 前回はホールで幕があった。今回はライブハウスなので幕がなかった。この幕の有無が結構大きかったのかもしれないと思うんですよ。

 前回、幕があった時というのは、幕の後ろは見えないわけで、その後ろに何があるのかわからない緊張感があったんじゃないかと。どんな風に始まるのか予想もつかない中で、幕が上がったら、小田さん板付き振り返りからの照明当たってドーン!☆キラキラキラキラー!☆と一気にドカンと衝撃が来たわけです。心の準備もなく、一瞬で巻き込まれてさらわれた感じでした。

 それが今回は幕がなく、ステージの状態が分かっている中で、小田さんの登場から見ることが出来た。心の準備が出来ていて、同じタイミングで滑り出すことが出来たというのが違いの理由だったのかなと思います。

 この『幕の有無』『板付きか登場か』みたいなのがね、『世界観』という意味では結構大事なことであるような気がしました。

 あとは音。
 音が前回よりもちゃんと聞こえました。もちろん、一度聞いてるから歌詞の感じがわかってるってのもあるのでしょうけど、前回よりも言葉がはっきり聞こえてきた。前回は聞こえ方が少しぼんやりしていて、歌詞がわからなかったりしたことがあったのですが、今回は言葉の一語一語一音一音が立っていたという感じでした。

 ここまでが冒頭での感触。
 これらはなんというか、私の中では『物理的な違い』というイメージなんですよ。
 単純にわかりやすい違いというか。そして、この『物理的な違い』があった上での『内容的な違い』が、今回のアンコール公演の面白さだったように思います。

 

 

〇『内容的な違い』の面白さ

 前回と今回で私が感じた決定的な違いが『繋がり』です。
 前回はセットリストの最初から最後までが繋がっていて、一つの物語として成立しているように私には感じられたのですが、今回はその繋がりを感じられなかった。かと言って、各曲が独立した物語になる短編集のようなものでもなく、ちょっと予想出来なかった感じのものが、前回と全く同じセットリストで、全く別物、別作品として構築して展開されている。
 なんというか、見せようとしているもの、解釈の仕方が違う。
 これって本当にすごいことだと思うんですよ。
 違う作品になっているということは表現手法を変えているということで、同じものを違うものとして見せられる小田さんのその表現力、表現技術に、それも小田さんがそうしようと思って、意図的に、目的をもって成している現状に頗る興奮しました。

 では、今回見せてくれたものはどんなものだったのか、なぜ違ったのか(なぜ『繋がり』を感じられなかったのか)。

 今回、見ていて思ったのが、瞬間瞬間に見えてくる画はあるのだけど、背景は見えてこないなー、ということ。
 それよりも、今、目の前でパフォーマンスしている小田さんの現わしているものが強い。小田さんが歌の世界の住人になっているというよりも、聞き手(客)と同じ世界にあって、こんな話があるのよ、こんなことがあったのよ、これどう思う?と世間話をしているのに近いような感じがしました。
 「話しながらイライラしてるなー」とか「話に熱が入ってきたなー」とか、話し手が話しているときの感情の変化を見ているようでした。小田さんが非日常に連れて行ってくれるというよりも、コンサートという非日常の日常の中にいる聞き手(客)のところまで来てくれる。この辺りのことが前述した冒頭の『印象の違い』や『ちょっと引いて客席を見ている感じ』、『同じタイミングで滑り出す』といったことにリンクしていたのかなという気もします。すごく不思議な感じでした。歌をこんな風に聴いて、観て、接したことはあまりないように思います。

 前回が公演の全編を通して一つの物語の世界を見せてくれた(と私は勝手に思っています)とすれば、今回はとにかく歌うということに重点を置いて注力していたのでしょうか。歌詞の世界をというよりも、歌詞そのものをそのまま見せてくれていたように思います。だから、そこに曲同士の世界の繋がりはなくて、前回のような公演全体が一つの世界となるようなストーリー性は感じられなかったのかもしれない。
 短編集でなかったのも同じ理由なのだと思います。
 今回の小田さんの手法が面白いのはどうしてなのか。
 前に今回の見せ方を『世間話』と表したんですけど、多分これの効果なのかなと思います。自分の見せたいものを受け手にきちんと向き合ってお喋りしてくれる感覚。一方的に自分の主張の正しさを押し付けてくるのではなくて、伝えようとしてくれる感じが、受け取りやすく、耳を傾けやすく、また、受け入れやすく、何より楽しかったんだなと思いました。

 そんな中、ただ一曲だけ例外がありまして。
 『夜風のMessage』だけは、かぐや姫を想起して「セーラームーンみたいだな」と思いました。月光を思わせる白い光と小田さんの仕草と表情から、強さの哀しみのようなものを感じました。ここだけがここまでの流れとは違っていて、逆に閑話休題のようになっていたのも面白かったです。

 

 

〇名古屋公演でカットされていた曲

 前回と今回の間にあった名古屋公演で、カットされた曲があったと耳にしました。そのカットされた曲というのが『出来る女』『恋はマグネット』『未来の扉』だったと聞いて、びっくりしたんですよ。話が全然変わっちゃうじゃん!と。この時の私ってのは『長編ストーリー版のさくらのしらべ10』のイメージが頭にあったわけです。だから、どんな話になっちゃったんだろう、と驚いたんですね。でも、今回の公演を観て、ますます驚いたというか、今回これだけ違う解釈で違う見せ方をしてきたってことは、名古屋公演も名古屋版の解釈と表現だったってこと!?と。観ることが出来ないだけに、どんなものだったのか、未だにとても気になっています。
 因みにカットした理由として、小田さんは「客席とステージが近すぎて、その距離でこの曲(『出来る女』)を披露する自信がなかった」というようなことを言っていました。この辺のニュアンスが私にはちょっとわかりにくくて。技術的なことなのか、歌詞が強めの感情だから近い距離からそれを投げかけることに抵抗があったのか。私が聞き逃しただけなのかもしれないけれど。「自信がなかった」というのはどういう意味だったのかなと、今もちょっと気になっています。
 あと、残りの2曲のカット理由も聞いてみたいなと思いました。私個人としては、『出来る女』と『恋のマグネット』はコーヒーでつながっている曲なので、関連性があるのかしら、とか勝手に思っていますが(笑)でも、名古屋公演が今回のように前回と全く違うアプローチで展開されたものだとしたら、もっと他に理由があるのかもしれないなとも思います。

 

〇MC

 今回も小田さんは公演に関するお話をたくさん聞かせてくれました。
 一曲目直後のMCで、「今回は9期イベントの前で、その前に来てくれている、普段は来ないような人も来てくれているんじゃないかと思う」「袖で9期の二人が見ているのは緊張する」という感じのことを言っていて、これも前回と印象が違った理由の一つか、と思いながら聞いていました。

 3ブロック目『香水』『記憶の迷路』『さよなら「友達にはなりたくないの」』の後のMCが面白かったです。曲の世界にすごく感情移入してしまうという話。『香水』でこの人生が自分だったら悲しいと思う、と主人公の気持ちになってしまうと話していました。また、小田さんは曲の世界を一度頭の中でMVのように映像にして再現するそうで、『さよなら「友達にはなりたくないの」』の場合は回想シーン以外はベッドで動かないと教えてくれました。そこからそういう気持ちで歌うと影響されて自分の気持ちも落ち込んでいってしまう。だから感情を込めて歌うのは好きじゃない、という感じの言い方をしていましたが、感情移入しすぎて振り回されてしまうのが嫌というか、コントロールできるようになりたいということなんだろうなと思います。
 そんな話の中で印象的だったのが、感情を込めると自分のために歌うようになってしまう。人に聞いてもらいたい、届けたいものだから、それではダメ。というようなことを言っていたこと。すごく頼もしい言葉です。これから小田さんが見せてくれるものがまた楽しみになりました。

 最後の一曲の前には、『さくらのしらべ11』で更にパワーアップしたものを届けられるように頑張る、というようなことを伝えてくれました。
 小田さんは今回のMCで『進化』という言葉をたくさん使っていたけれど、本当に、常に前に進んで、常に上を目指し、常にファンのことをも見てくれてるんだなと感じました。小田さんは本当にとても素敵だなと思います。

 

 

 今回の『さくらのしらべ10』アンコール公演は、私にとっては小田さんの表現力の幅の凄みを体感した公演でした。これを見せたいというイメージがあって、それを形にする表現手法を考えることが出来て、それをなすことが出来る技術がある。それも一つの演目で何パターンもの解釈を見せられる。すごく面白い。『さくらのしらべ11』も見られたらいいなぁ。心からそう思います。

 

 
 余談ですが、私は小田さんのお芝居もすごく好きでですね。『続・11人いる!』のフォースとか大好きなんです。これは映像で観たので、直接お芝居しているところはまだ見たことないんですけど。だから、直に見てみたいなーと思ってるんですね。で、どんなのが見たいかなー、と考えるじゃないですか。今、ダントツで観たいのが、『少女革命ウテナ』。これを舞台で、小田さんの姫宮アンシーが見たいんですよ! 因みに、天上ウテナは私の中ではアンジュルムの上國料さんです。もー、これ本当に観たい。見たくて見たくて他の配役も色々と勝手に考えながら脳内再現するレベルです。はー、小田さんが出てる演劇女子部も観られたらいいなぁ。

 


 小田さくらバースデーイベント『さくらのしらべ10』アンコール公演、とても楽しかったです!
 小田さん、可愛かったー!
 もう三か月くらいたったけど、もう一度!

 小田さん、お誕生日おめでとうございました!(笑)
 小田さんがいつも健やかで、いつも笑顔でありますように!☆

 そして、これからも小田さんが見せてくれるたくさんの素敵を楽しみにしています!♪

 

 

 

20210315 小田さくらバースデーイベント『さくらのしらべ10』(第一部)

 

 2021年3月15日、小田さくらバースデーイベント『さくらのしらべ10』の第一部を観て来ました。
以下、思ったことや感じたこと、考えたことです。


 照明が落ちて和風のinstが流れる。
instが終わり、『Go Girl~恋のヴィクトリー~』の前奏と共に幕が上がって板付き後姿で現れた小田さん。
すぐにくるりと反転して、小田さん全身で会場を隅々まで照らす。
光、光、光、光……。
浴びるほどの、溺れるほどの、翻弄されるほどの、圧倒的な光。
ものすごいキラキラでした。
目が離せないほどのキラキラ。
小田さんに目が釘付けになったまま動けなくなるくらいに、とにかく可愛い。
おわー!可愛い!なに!小田さん!可愛い!めっちゃ可愛い!めちゃくちゃ可愛い!なんなの小田さん!すっごい可愛い!可愛いー!!!
と思いながら双眼鏡で凝視。
衣装もとても上品で可愛くて、髪のおろし具合と前髪の残し方は個人的にとても好みだったので、内面で激しく取り乱しました。
もう、変な声が出そうになるのを堪えるのに必死。
あー、もー、本当に可愛かった。
そして、ステージには桜の木が二本。
満開の桜が小田さんの輝きを象徴する様で、心がウキウキ浮き立ちました。

 

 小田さんがブログでセットリストを公開してくれたのでMCの位置なんかを追記しつつ転載します。

OP(和風のinst)
Go Girl~恋のヴィクトリー~」
MC
「愛しく苦しいこの夜に」
「遠距離の恋愛」
「出来る女」
MC
「香水」
「記憶の迷路」
「さよなら「友達にはなりたくないの」」
MC
恋はマグネット
「夜風のMessage」
「未来の扉」
MC
「しっかりしてよ! もう」
ED(「Go Girl~恋のヴィクトリー~」inst)


 私はハロー!プロジェクトをちゃんと観始めたのがここ数年のことなので、ほぼ知らない曲でした(苦笑)
なので、各曲のイメージとか逸話とか付随する情報、予備知識なんかは全然無い状態で観て、聴いていました。
だから「おー、この歌を歌うのかー!」とか「ここでこの曲来ちゃうのー!」とか「これ聴けたー!」とかにはならないわけです。
小田さんが歌ってくれている曲がどんなものなのか、小田さんのパフォーマンスだけが頼りの状態(苦笑)
でも、それがものすごく面白かった。

 

 『さくらのしらべ10』には、大きく3つくらい(他にもたくさんの要素はあると思うけど)柱みたいなものがあったように思います。
『ファンサービス』、『作品(ストーリー)』、『挑戦』。
この3つが、公演の最初から最後まで同時に走りながら、絶妙なバランスで絡み合い、共鳴し合うことで、一つの物語が出来上がっている様に感じました。

 

〇「ファンサービス」という柱
 1曲目からファンに向けて幸せの気を会場の隅々にまではなっている様でした。
幕が上がる前から高揚していたファンの気持ちを、小田さんは出てきた瞬間に両手で掴んで非日常の世界へと天高く放り上げてくれた感じ。
箱の中が一瞬にして非日常に変わっていく。
あのドキドキっていうのは本当にどう表現したらいいのかしら。
高揚と疾走と飛翔と期待。
誰も置いて行かない。
観てくれるファンを幸せにすると思ってくれているみたいだった。

 ところがこの後、悲しい印象の曲が続いたりする。
にもかかわらず、流れを沈み込ませずに単調にしない、良い具合に揺さぶってくるバランスが絶妙でした。
曲を表現しつつ、適度なところで客席と一緒に、掛け合いではないけれど、煽りを入れてきたりして、見る側を離さなかったのは見事でした。
客席がちゃんとついて来られるように、意識は必ず客席に向かっていて、曲の中に入り込み過ぎないでいてくれているというか。
何も知らない私みたいな人間さえずっとついていけたので、そういう作りになっているのはとても嬉しかったです。

 ステージ上のパフォーマンスとしてすごく印象的だったのが、小田さんは会場の一人一人を本当に必ず見ているのかもしれない、と思ったこと。
錯覚させるとかではなく、本当に見ているのかな、と。
そう思わせられるほどの強い気持ちが、小田さんの目に映っていた様に思います。
そこに見えるのは『楽しんでくれてる?』という問いかけだったり、『ありがとう』という感謝だったり、『今の自分を見て欲しい』という願いだったり……。
そのたくさんの強い気持ちを繋いでいるのは「ファンへの『愛』だよなぁ」とか、そんなことを思ったりしていました。

 

〇「作品(ストーリー)」という柱
 個人的にはこの柱が一番面白かった。
MCで曲順は譜久村さんに相談したというようなことを言っていて、てことは曲順に小田さんが込めた意味があるってことだよなー、と。
『遠距離の恋愛』が『桃色片想い』のカップリングで、「『桃色片想い』と一緒にこの曲(『遠距離の恋愛』)入ってるの、ヤバくないか!?と思って!」とちょっと興奮気味に話していたのも、関連性とかを面白いと思う人なのかー、と思ったり。
そんな中で見ていくうちに、何か話がありそうな感じ?と思い始めたり、『出来る女』でもんのすごい衝撃を受けたり、そんな刺激と相俟って、「並んだ曲が公演を貫く何かがあるのかもしれない」と俄然興味が湧いてきました。

 そこで小田さんが公開してくれたセットリストを見つつ、曲をその通りに並べて聞きながら、歌詞を眺めてみました。
なにせ、私は楽曲は全然知らないし、音響もそんなに良くなかったせいか、歌詞も全部しっかり聞き取れたわけではなかったので。
その場で見えた景色や画面、感じた色やにおい、音、たくさんあったけど、断片的なものでしかなかったんです。
だから、何かあるのかもしれない、と感じるのがその場では精一杯だった。

 そんなこんなで、歌詞を見ていくうちに、ある一人の女の子のある時間(18歳から24歳くらいまで?)を切り取った一つのストーリーラインが浮かび上がってきたわけです。
その中で、女の子は一つの恋に縛られ続け、翻弄されながら、裏切られたり、傷ついたり(時には傷つけたり)して、それでもそこに愛を求め続けていました。
目の前に春の日差しが広がる様な喜びの時もあるけれど、すぐに冷たい雨が降り注ぐような悲しみや苦悩がやってくる。
そして、今度こそ、やっと出会えた、この人となら幸せになれると思った相手も、また失い、絶望してしまう。
そんな時、現れたのはずっと彼女を近くで見守っていた人物。
もう自分に光は訪れない、光の中では生きられないと思うほどに落ち込んでいた彼女は、見かねたその人物の愛情に励まされて、立ち直り、次の扉を開いていく。

 これが私に見えた物語。
もうこれは完全に私の脳内妄想で、捏造レベルのことです。
でも、そこまで妄想してしまうほどに、本当にとても良く組まれた構成なんじゃないかと思います。
更に面白いところは、この女の子の物語を表として、もうひとつのメッセージを感じられたこと。
女の子は『ファン』であり、登場する辛い恋や相手、出来事は『今の世情』だったり『日常の理不尽』だったりするわけです。
そして、最後に登場する女の子をずっと見守っていてその愛情で女の子を励ます人物。
これが小田さんであるように私には思えました。
そう考えると、ちょっと面白い作りが見えてくる。
これって女の子の視点で展開されているようで、実は最後に出てくる人物の視点で描かれているんじゃないだろうか。
つまり、小田さんの視点。
小田さんが見た世の中の景色。
それを受けて、小田さんが私たちに「大変なことが本当にたくさんあって、辛いことに負けそうになることもあるけど、ずっとここからこうして応援してるから、一緒に前に進んでいこう」そんな風に言ってくれているように感じました。

 曲の流れに沿ったストーリー展開も自分の中では出来てはいるんですが、これを書き出すとまた大変なことになるので割愛します(苦笑)

 最初、私は『さくらのしらべ10』で短編集みたいなものを見るんだと思っていたんです。
ひとつひとつの曲を一つの物語として全て違う登場人物として表現していくのかな、と思っていた。
でも、何曲か見ていくとそれぞれの曲に出てくる人物が決定的に違う、とは思えなかった。
違いはある。
でも、フラットな感じ。
それが最初はファンサの一環で、曲の世界に入り込み過ぎないようにしているからだと思っていたのだけど、勿論それもありつつ、それだけではないようにも感じる。
多分、曲の進行が一人の人の感情の変化を表しているように感じられたからなんだと思います。
だから違いはあっても別人な感じがしなかったんだと思いました。

 この辺はもう本当に私の個人的なトンチキ解釈なので、勝手なことを言ってごめんなさいという気持ちもあります。
でも、そんな風に想像力をフル稼働させるようなものを見せてくれるのは、本当に嬉しいし楽しくて仕方ありません。

 そうそう。
小田さんが歌った音源はないからオリジナル曲を聞くわけじゃないですか。
そうすると頭の中で自動的に小田さんの歌に変換されるんですよ。
一度しか聞いてないのに。

 なんかもう本当に小田さんはすごいな、と何度も思っています。

 

〇「挑戦」という柱
 前半に歌われた3曲、『香水』『記憶の迷路』『さよなら「友達にはなりたくないの」』は過去に披露したことのある歌で、歌い直したいと思っていた曲とのことでした。

 『香水』と『記憶の迷路』は過去の『さくらのしらべ』で歌ったことがあり、その過去の映像を見て、とても未熟だと感じたんだそうです。
当時は自分の歌のことばかり考えていたけど、今は(お客さんに)曲のことを知ってもらいたいと思う。
前は理解が足りていなかったところも、今ならわかることもあるし、解釈も変わってきた。
以前よりも出来ることが増えてるので、そういう変わったところを成長した『今の自分』の力で歌いたい。
MCではそんなニュアンスのことを言っていた様に思います。

 『さよなら「友達にはなりたくないの」』は14歳の時にハロコンで一度一人で歌ったことがあるそうです。
そのときに、スタッフさんから「歌えてる。でもそれ以上でもそれ以下でもない」と言われ、それが悔しくて忘れられなかった。
以来、怖くて歌うのを避けていた曲だったのだけど、今回きちんと向き合って苦手を克服しようと選曲した、と言う感じのことを言っていたと思います。

 つまり、この3曲に小田さんの過去・現在・未来が詰まってるわけです。
ほえー!(感嘆)ってなりましたよ。
過去の自分の負の面にしっかり向き合って、それを今の力で克服しつつ、今できることの確認をして、未来へのスタートを切ってる。
しかも(これはこの3曲だけに限らず全体を通してだけど)その未来に向けて、今持っているスキルを更に上のステージへと持っていくために、色々と表現の実験をしている。

 『出来る女』や『未来の扉』は一人で歌うのは難しい曲だそうで、『出来る女』では「冒険かも知れないと思った」、『未来の扉』では「一番練習した」と言っていました。
でも、初めて聞く私の耳には、違和感なく小田さん一人の歌が馴染んだので、その一人でやることが難しいものを一人で歌うものにするために、表現をたくさん探して、たくさん試して形にしていったんだろうなと思います。
「これまでは1年分の成長をと思って挑んでいたけど、今回は前回が延期になってしまったことから、スパンが短い」
「半年分で変わらなきゃいけないと思って挑んでいる」
「自分で確実に変わっているという点もあると思っているのでそこを精一杯届けたい」
MCでこんなことも話してくれていました。
はー、嬉しい。
こんなに模索や成長を、前に進む姿をファンに見て欲しいなんて、見せてくれるなんて、なんて幸せなの。
私は過去の『さくらのしらべ』を直接見たことはないけど、なんとなくここからまた『さくらのしらべ』が始まるのかなと思いました。

 

〇「想い」という柱
 全体を通して、すごく小田さんの想いが隅々にまで詰まった公演だったと思います。
歌への想い、ステージへの想い、楽曲への想い、表現に対する思い、グループへの想い、ハロプロへの想い、メンバーへの想い、ファンへの想い、自分自身への想い、世の中への想い……等々。
小田さんは愛情の深い人だなと私は思います。
それは見せてくれるものの愛情がとても深いから。

 

〇小田さんの表現
 小田さんはどこまで考えてやってるんだろう。
何を狙ってこの曲順なんだろう。
選ばれなかった曲はなんで選ばれなかったんだろう。
『さくらのしらべ10』を見てから、こんな感じの色んなことを考えてばかりいます

 『愛しく苦しいこの夜に』の「前髪で顔を隠した」にはあの髪型の前髪の残し方がぴったりとハマっていて、すごくドキドキしました。

 『出来る女』は私的には一番の衝撃でした。
小田さんがぐっと歌い方を変えて来て、がなるではないけれど声音をかなり変えていて、それがそのシーンにぴったりハマっていてすごく良かった。
こんなことも出来るのかー!と本当にすごくびっくりしたんですよね。
街並みが見えた。
石畳の歩道に街路樹、赤いドアのカフェ。擦れ違う人。
小田さんの服装まで違って見えました。
私の中ではベレーを被ってフランスパンの入った紙袋を抱えて歩いていたんですよ。
なんだか中島みゆきさんの『夜会』みたいでした。「Smile,Smile」とか「女という商売」とかを思い出します。
 あと、『出来る女』が面白かったのは、「熱いコーヒー飲んでみたけど カウンターに一人で 外から見たらどう見えるの? コーヒー熱すぎた」と言ってるのが、全体の世界感として後ですごく利いて来ること。
恋はマグネット』の「苦いコーヒー 飲めなくたって 子供じゃない 切ない味をわかってきたの」とか、『しっかりしてよ!もう』の「ほんとの君を出せばいいのに 人目気にせず本能赴くまま」とか。
コーヒーが熱すぎたんじゃなくて本当は苦くて飲めなかった。
強がって人目を気にしてばかりいたのに、本当の君(自分)を出そうと思えるようになっていたり。
一人の人間の変化が見えてくる。
この辺は本当にすごく面白いなと思いました。
本当に、どこまでが思惑なんだろう。

 そして、小田さんの所作がすごく好きです。
リズムに乗せるのが本当に上手ですよね。
移動が段取りの移動ではなくて、ダンスの振りの一部だったり、曲の世界の中での生きている移動だったというか。
溜めや緩急、時が止まったり動き出したり、空気の流れが見えたりするのも素敵でした。
そして形がとても美しいんです。
指先、手の形、顎のライン、腕の流れ、体の沈め方、肩の入れ方、スカートの裾の揺らし方、表情、目の色、その色の残し方、余韻。
全てが美しかった。
暖かかったり冷たかったり。
小田さんのステージって温度も感じられるんですよね。
マイクの持ち方というか、手の添え方も曲で変えていたように見えました。

 『夜風のMessage』で素敵だったのがラストの手を天に伸ばした時の間。
月の薄明かりに照らされた夜桜と広くて深い宵闇の広がりの中、真っ白な光に包まれた祈りの姿は哀しくて綺麗でした。
(因みに、この時、白い照明は当たっていません。全部私の脳内で見えたものです/苦笑)

 『しっかりしてよ!もう』も最後の「私のことが大切ならば」で取った間がすごかった。
これも私の中では祈りでした。
愛情の波が会場全てに行き渡っていくような感覚。
ちょっと泣きたくなるくらいでした。
小田さんを好きになる人は、みんなこれに溺れてしまうんだろうな。

 

 

 全ての曲を終えてのエンディングは、1曲目の『Go Girl~恋のヴィクトリー~』のinstに乗せて、ステージを端から端まで歩きながら客席の上も下も隅から隅まで目線をくれて、手を振ってくれました。
最初と最後が同じところに帰結しながら、その中でも少しの変化がある。
舞台(お芝居)でもよくあるこの形の演出が美しくて私は結構好きです。

 

 こんなに素敵なものが観られるなんて、本当になんて幸せなんだろうと思います。
こんなに凄いものが観られたことが、とても嬉しかったです。
小田さんがとても素敵で、可愛くて、美しくて、ずっとときめいていました。
なんというか、小田さんはすごく面白い。
これからも小田さんを見ていくのが楽しみです。
次回の『さくらのしらべ』も楽しみにしています。

 

 小田さん、幸せな気持ちをくれて、本当にありがとう!
 小田さんの見せてくれるものが大好きです。
 あー、楽しかったー!

 

 最後になりましたが、
 小田さくらさん、22歳のお誕生日、おめでとうございます。
 小田さんにいつもたくさんの笑顔がありますように☆

 

 

 

 

20210313 Hello! Project 2021 春「花鳥風月」 チーム「鳥」公演

 

〇 最初の印象

 出てきた瞬間からの小田さんの気迫がものすごかった。
他の子たちの緊張も手伝ってか、とにかく小田さんの飛び出し方が強すぎて外連味とか闘争心と言う言葉が浮かんでしまうほど。
でも、これは小田さんも緊張していたからなのかなとも思う。
そこで引かずに逆に押し出してくる負けん気の強さみたいなものは小田さんらしいとも思うし、頼もしいなとも思った。
この気概みたいなものがバランスよくコントロールできるようになったら、めちゃくちゃ格好良いだろうなぁ。
小田さんは髪型も闘争心という言葉が浮かぶキリッとしたもので、この髪型を『タデ食う虫もLIKE it!』の間奏でとても上手く使っていたのが印象的だった。
確かにあの曲であの髪であの頭を振るフリならシャープに決まる。
空気の裂け目が見えそうなくらい切れ味がすごかった。

 

 冒頭はとにかく小田さんの突出がすごくて、しかもやり過ぎなのではと感じてしまうこともあり「ちゃんと楽しめるかしら」と少し不安だった。
だけど、その温度差みたいなものも、それぞれのメンバーが自分のグループの曲をやっていくに従って落ち着いていった。
小田さんの気迫に触発され、引っ張り上げられたというのもあったのかな。
みんながそれぞれ目の前のやるべきことにきちんと向き合えるようになっていった感じ。地に足がついたというか。
前半の全体曲パートが終わる頃には、私も色んな子の様子を見られるようになった。

 

 

〇 中盤

 チーム内ユニットでのパフォーマンス。
このパートはアンジュルムの三人、笠原さん・伊勢さん・わかなちゃんがものすごく頼もしく感じたパート。
他のグループの人たちと組んでることもあってか、すごくちゃんとアンジュルムを背負っているのをずっと感じられた。
自分がアンジュルムであることのプライドというか、アンジュルムの名前を汚せないというか。
アンジュルムというグループに、メンバーに、恥じないパフォーマンスをするんだ、みたいな意識をすごく強く感じて、それが本当に頼もしくて、めちゃくちゃ格好良くて、嬉しかった。
私は他のグループのことはまだよくわからないのだけど、他のグループの子たちもそんな感じだったのかしら。

 

 笠原さんは動きが本当に格好良い。
動きと動きの間の動き、動きを繋ぐ動きというのかしら、それがとても滑らかで綺麗だった。
鳥組ではアンジュルム筆頭ということもあってか、滲む貫禄が素敵。
 伊勢さんもわかなちゃんがいるせいか、中堅の気配を纏っていて、それがとてもクールだった。
伊勢さんはスマートな挙動がとても魅力的なんだけど、それがどんどんブラッシュアップされている感じ。
宝塚が好きというのとバレエをやっていたっていうのはすごく強味で、イメージ力として反映されてるんだなと見るたびに思う。
今回は小田さんとデュオをやっているから、そこからの今後の変化がすごく楽しみ。
 わかなちゃんはもう見るたびにすごい。
毎回の食らいつきが本当にすごい。
覚えることも対応しなきゃいけないこともたくさんあるだろうに、ちゃんと上まで見てくれて、客席に手も振ってくれて、なんかもう見るたびにアンジュルムでいてくれてありがとうって思う。
今回、見せ場もたくさんあったように思うので、回を重ねるごとに変化があるんだろうな。
ちょっと心配だったのは靴が重そうで、多分サイズが合ってないんだろうなということ。
身体もこれから作られていくところだから、くれぐれも怪我や故障には気をつけて欲しいなと思う。

 

 

〇 MC

 小田さんが担当していて、間で一度、メンバーを一人呼んだご当地話を展開。
今回は笠原さん。
八王子と言えば高尾山。
661メートルだった標高が修正されたという話を持ってきていて、幾つに修正されたか?と笠原さんから小田さんに問いかけがある。
突然の問いかけに多少戸惑いながらも、小田さんは上がったのか下がったのかヒントを要求。
笠原「そこは小田さんの脳で!」
小田「わ、なんか冷たい(笑)えー、どっちだろう。下?」
とか会話してるうちに、突然、笠原さんが「そう!599メートルに、……!!!???」と答えを言ってしまいパニックに(笑)
この辺がすごくいつものアンジュルムの笠原さんぽくて微笑ましかった(笑)
そこに小田さんがのっかってくれて
小田「わかった!599メートル!」
笠原「あー!はい!正解!すごい!」
小田「うん、なんか、上から降ってきた!ああ、こういうのが降ってきたって言うんだなって!」
笠原「さすが小田さんですね!」
小田「ありがとう!」
不正確だけど、こんな感じの会話が展開されていて面白かった(笑)笑いました(笑)

 

 

〇 後半

 『ニッポンノ D・N・A!』の台詞部分がアンジュルムの三人。
最後の台詞を担当していた笠原さんがド派手に今日だけの特別バージョンを展開(苦笑)
笠原「デオキシリボ核酸とは、(!?)デオキシリボ核酸!!デオキシリボ核酸ですからー!!!」
この時の笠原さんの表情もさることながら、周囲のメンバーの「!!!???」という心のどよめきが空気の揺らぎで伝わってきたのが面白かった(笑)
小田さんなんてズコーッ!てなってたのよ(笑)
その後の「スマン!スマン!ホントスマン!モウシワケナイ!」てなってた笠原さんもね、すごく良かった(笑)
なんというか、いや、ミスは良くはないんだけど(苦笑)あれのおかげでみんなホッとしたんじゃないかなと思った。
ちょっと一体感みたいな空気が出たというか。
ミスっても腹を据えてやり切っちゃうのとか、その場での謝り方とか、ステージも客席も良い意味で緩んだように感じた。
和んだ感じがすごく笠原さんの良いところが出たなぁ、と。
その良さって、多分アンジュルムの良さでもあって、そう言うのを(アンジュルムの)メンバーみんなそれぞれ持っているのがすごく良いよなと思う。

 

 後半の衣装替えは小田さんがものすごく可愛かったんですよ。
モーニング娘。'21は花柄の衣装で、小田さんは髪も下ろしていたのがとても素敵だった。
しかも、あの花柄の衣装、くるくる回るとすごく素敵にスカートが広がるんだけど、それが本当に可愛くて綺麗で。
更に小田さんはそれをすごく上手に扱って表現の手段にしてくる。
前半での髪さばきとか、この衣装特性の使い方とか、使えるものは何でも使って色んなものを見せて欲しいと思う方なので、ああいう見せ方は大好きなんですよね。
そう。小田さんの表現て、メンタル的な部分の比重がすごく大きいとずっと思っていたんだけど、今回はフィジカル的なところもすごく素敵だと思ったんでした。
踊れるのが楽しい!っていうのが伝わってきたのもあったのかしら。
見ていて本当に可愛いと思ったし、素敵だったし、楽しかった。
あれはね、小田さんのこと好きになっちゃう。

 

 『今夜だけ浮かれたかった』の小田さんもすごく素敵で ♪汗ばんでるから夏がきらい♪ のところで、小田さんが首筋に手を当てるんだけど、そこで心臓を持っていかれた。
なんというか、すごく清艶で、その瞬間に夏の日差しと夏の気温、夏の匂いが見えて、ジワリと滲む汗と景色とドラマがフラッシュバックして、眩暈がする。
たったあれだけの動きと表情で、見えないものをあんなに鮮明に見せてくれるっていうのは、もうこんなに楽しいことはないな、と。
そういうのを見せてもらえるのが本当に嬉しい。
くらっと来ます。

 

 『わがまま 気のまま 愛のジョーク』での小田さんの♪愛されたい!♪もすごく好き。
最後の『い』の余韻が素敵。
なんだろう。すごく響いて聞こえてきて、体の芯で反響してめちゃくちゃ痺れる。
私は小田さんの声が好きなんだなと思った。

 

 

〇 全体

 個人的には小田さんの印象が強い公演だった。
観ていて面白いなと思ったのは、かなりの割合で小田さんの視界に入るところにわかなちゃんがいたこと。
直接チラチラ見るってことはないんだけど、小田さんがすごくわかなちゃんを気にしてくれてるのが感じられた。
それがすごく面白くて、
「あー、小田さん、わかなちゃんのことすごく好いてくれてるんだなー」
「わかなちゃんもすごい小田さんのこと頼りにしてるなー」
「小田さんからわかなちゃんへの愛情を感じるわー」
「なんか、すごい絆が出来てきてるんじゃないのコレは」
とか思いながら見ていた。
 そんな中で、『伸びしろ ~ Beyond the World ~』を歌ってた時に♪伸びしろ♪の箇所で小田さんがわかなちゃんを見ていたのがなんとも印象的だった。
あんなに小田さんに気にしてもらっていたら、わかなちゃんがどれだけ、どう上がっていくのかとても楽しみになる。
わかなちゃんだけでなく、小田さん自身にもきっと何かしら変化が出ると思うので、それもすごく楽しみ。
 あと、今回は踊って移動してが多いせいか、みんな小物をよく落としていた。
それを小田さんがすごく細やかに華麗に回収していたのがすごかった。
なんというか、視野が広い。
全体への気の配り方、行き渡らせ方がすごい。
それなのに、その上さらに、自分のパフォーマンスも何か試しているような気配まで見られる。
とにかく、小田さんの存在感が凄かった。

 

 チームの公演としてみると、初日なこともあってチームの色はまだ出ていないんだと思う。
まだ、それぞれ自分のやることで手一杯と言うか。
ただ、これから回数を重ねるに従って、チームとしての色が出来上がっていくと思うと期待と楽しみばかりだな、と思う。
場所を移動するのに精いっぱいの動きが意味を持ってきたり、段取りが表現に変わって、公演が『鳥』の作品になっていく。
私は現状、もう鳥組のチケットを持っていないので、(なんとか観られないものかとは思っているものの)ここから中日へ、そして楽日への過程がどうなるのか、最後にどんなものが出来上がるのか見ることは出来ない。
それは本当に残念に思う。
だけど、見にいける人たちの感想を色々読むのは楽しみ。
それに、『花鳥風月』後も活動はあるわけで、その時のメンバーの変化が見られるのも楽しみ。

 

 

 『花鳥風月』チーム『鳥』公演の初日、すごく面白かった。
未来への期待をたくさん持てる公演でとても嬉しかった。
あー、本当に楽しかったな。
チケットのあるチーム『花』の公演が今から楽しみで仕方がない。

 

 

 

8月・9月みたもの備忘録。

 

8月・9月の纏め☆

<8月>
◯本
北斎の娘
北斎と応為(上)

◯映画
マレフィセント
マレフィセント2
透明人間
山猫は眠らない8

〇漫画
やがて君になる
鬼滅の刃


<9月>
〇映画
デンデラ

〇本
杉浦日向子還暦祝いアンソロジー
北斎と応為(下)

〇ステージ
Hello! Project 2020 Summer COVERS ~ The Ballad ~ Bチーム オリンパスホール八王子

〇ゲーム
ゲーム・オブ・スローンズ ~冬来る~

〇スポーツ
テニス 全米オープン2020

 


 羅列するとすごい色々思い出しますね(笑)本当は短くても一回一回感想書き留めた方が良いんでしょうけど。「後で後で」と、つい後回しにして溜まってしまいます(苦笑)例によって一部ですが以下感想です。

 

 『マレフィセント』が衝撃だったんですよ。
ナニコレものすごい百合!ってなりました(笑)
まさかの王子のキスでオーロラ姫が目覚めないという(笑)
マレフィセント2』も振り幅がすごくて、こう、ふんわりパステル調のおとぎ話、とかでは全然なくて、『マレフィセント魔界転生~』みたいなイメージでした。あくまでもイメージですけども。
うそでしょ!?そうなの!?の連続(笑)
マレフィセントがものすごいツンデレで最高に格好良くて可愛くて素敵でした☆

 

 衝撃と言えば、『デンデラ』。
ものっすごかった。
そもそもキャストが衝撃。
浅丘ルリ子倍賞美津子山本陽子草笛光子山口果林、白川和子、山口美也子角替和枝、田根楽子、赤座美代子
こんなに揃えられるの!?ってなります。
やすらぎの郷の方が後ですが、そのレベルでの衝撃でした。
姥捨て山に置き去りにされた老婆たちが密かに『デンデラ』と呼ぶコミュニティを作って、自分たちを捨てた村に復讐するために生き続けているって話なんですけど、もう、なんかもう、なんか、すごかったんですよ(←なにも伝わらない/笑)
姥捨て山って、勿論、男性も置き去りにされるんですけど、男性だと助けない(苦笑)
老婆たちが日々、村を襲う日の為に軍事訓練をしていたり。
村に復讐するって言う目標の中、女だけで好き勝手に生きてるんですけど、「デンデラではもう何年も誰も飢えていない。取れたものをみんなで平等に分けるからだ。村ではなぜ飢える?力のあるものだけが取るからだ。なぜそんな奴らの為に俺たちが捨てられなければならね」みたいな感じのリーダーの台詞が結構ね、重かったです。
世界観として年寄りは捨てられることに感謝しないといけないみたいなところがあって、それに対しても「みんな生きたいんだ。死にたい奴なんかいねえ」みたいなストレートな言葉に力を感じました。
結構ね、やっぱり、「今」「自分の周りのこと」とかを置き換えて考えてしまうというか。そういう場面や台詞が結構あります。
そして、この話の衝撃ポイント、『熊』です(笑)
『熊』が出てくるんですけど、すごいの。
老婆VS熊。
銀牙-流れ星 銀-』て漫画があるんですけど、それに出てくる熊みたいなのが老婆たちの前に事あるごとに立ち塞がります。
凄まじいです。
筆舌し難いのでぜひ観て頂きたい所存(笑)

 

 『透明人間』はジューン、もとい、エリザベス・モスが主演ということで観て来ました。ハンドメイズ・テイルのジューンです。これが結構よく出来ていて面白かった。ずっと、ジューン!と思って見てしまいましたが(苦笑)面白かったです☆

 

 『山猫は眠らない8』。
秋元才加ちゃんのハリウッドデビュー作!ということで観に行きました! 身体の仕上がりが素晴らしかったです。アベンジャーズのフィギュアみたいだった。ラストシーンが才加ちゃんで終わっていたので、続編なりスピンオフなりあったらいいなと思います。しかし、ラストシーンのあの扱い、ものすごく気に入られているのでは。
 これからも色々な場所で才加ちゃんが活躍することを期待したいと思います☆


 『Hello! Project 2020 Summer COVERS ~ The Ballad ~ Bチーム オリンパスホール八王子』

 印象に残っていることを羅列します。
 金澤さんの「リバーサイド・ホテル」がめちゃくちゃ女っぽくて獲って食われそうで怖いくらいだった(笑)

 ささっきの「三日月」。武士が御前試合の臨むみたいな勇ましさでステージに現れたと思ったら、その意気込みのままの熱い歌唱。でも何となく歌が進むにつれて、その歌の中に室田さんが見えたような気がしたのが不思議でした。あと、途中少し声が出なかったところがあって、ちょっと動揺して崩れるかなーと思うところがあったのだけど、そこからしっかり立て直していたのが見事でした。

 島倉りかちゃんの「夢をあきらめないで」。歌い出しでご本人が登場したのかと思うほどの出来。物真似とかではなくて、歌の核の発し方が同じという感じ。会場全体、隅々にまで気持ちを行き渡らせて包み込んでくれる歌。みんなを勇気づけたいという気持ちがしっかりと伝わって来て沁みました。

 そして!待ってましたの上國料さん!「たしかなこと」。前回の「さよなら」に引き続きの小田和正さん(正確にはさよならはオフコース)。これがもうすごくメチャクチャよかった。会場一人一人に相対して言葉をかけてくれるような歌と表情。表現。透き通る声と純粋な慈愛と深い優しさが、雨上がりの空みたいに高原の風みたいにキラキラした光の粒が降ってくるみたいに会場に広がる感じ。私も私の隣の人も前の人もステージの裏のメンバーもその場所に居ない人たちも全部、一人一人を同じように大切に思ってくれている様な愛情みたいなものを感じました。去年のバースデーイベントで「My Days for you」 を聞いたときと同じ気持ちになって、なんだか嬉しくて気付いたら涙が出ていました。もうね、本当に、心が洗われました。上國料さんをどんどん好きになります☆

 

 そうそう。9月は初めてソシャゲって言うものをやってみたんでした(笑)ドラマの『ゲーム・オブ・スローンズ』が好きで、なんかスピンオフの話でもあるのかしら☆ と思ったのと、ソシャゲを一度は体験してみるかというので始めてみたんですけど。私には無理なゲームでした(笑)ストーリー全然なかった(笑)私としてはデナーリスちゃんのために頑張るぞ☆という意気込みだったのですが。デナーリスちゃんいなかった(笑)そもそも私の好きなキャラ全然いなかった(笑)
 

 そして、テニスの全米オープン2020!
コロナの影響でグランドスラム大会が全然できなくて、ようやく見られた全米オープン! 大坂なおみ選手の優勝! おめでとうございます! シーズンが止まっていた間のトレーニング成果が目に見える形で出ている感じでした。とにかく動く動く動く! ものすごい体が軽そうで、その躍動感に見ているのが本当に楽しかった!
 全仏は足の痛みの大事を取って出場は見送りましたが、次にまた大坂選手の試合が見られるのが本当に楽しみです☆

 

 

 今年の夏は夏らしいことは出来ませんでしたが、それなりに楽しく過ごしていました。
 10月は少しお出かけ出来そうなので、これもまた楽しみです☆