まったくもって感想を書く時の毎度毎度のことなのですが、これから書いていくことは全部私の私見です。一個人の解釈です。だから絶対的に正しいものではないし、全く違ってることもあると思います。私がみて、感じた。ただそれだけのことを展開していくものです。先に言い訳しておきます。
2025年2月25日、福岡トヨタホール スカラエスパシオで行われた『アンジュルム 上國料萌衣 FCイベント2025 ~ソングフォーユー!!~ 』1部・2部に行ってきました。
会場は天神駅から歩いて10分ほど。地下街を通ってすんなりたどり着くことが出来ました。キャパは400。フロアはフルフラットで段差がないことから位置によってはかなり見えないところがありそうです。
私自身、1部は後方だったのでステージセンターから上手の見え方はかなり厳しい感じでした。
とは言え、今回はステージ上のセンターと上下にお立ち台を作ってくれていて、上國料さんの姿は思っていたよりもだいぶ見ることができました。嬉しい。大感謝です。ありがとうございます。
<セットリスト>
1部
01 コンプレックスにサヨウナラ!/ミニーズ。?
02 チャンス到来!/スマイレージ
MC(抽選会)
03 CHOICE & CHANCE /Juice=Juice
04 Love take it all /°C-ute
05 みかん/モーニング娘。
MC
06 糸/中島みゆき
07 夢をあきらめないで/岡村孝子
08 ふるさとの夢/かみいしなか かな
09 この街/森高千里
MC
10 シャララ!やれるはずさ/こぶしファクトリー
11 VIVA!!薔薇色の人生/カントリー・ガールズ
12 笑顔に涙~THANK YOU! DEAR MY FRIENDS~
2部
01 ね~え?/松浦亜弥
02 チャンス到来!/スマイレージ
MC(抽選会)
03 好きかもしれない/こぶしファクトリー
04 もっとずっと一緒に居たかった/Berryz工房
05 消せやしないキモチ/こぶしファクトリー
MC
06 赤いフリージア/メロン記念日
07 FIRST KISS /あぁ!
08 消失点 - Vanishing Point -/Buono!
09 My Days for You /真野恵里菜
MC
10 ロマンティック 浮かれモード/藤本美貴
11 シャララ!やれるはずさ/こぶしファクトリー
12 VIVA!!薔薇色の人生/カントリー・ガールズ
全21曲。
……全21曲です。1部と2部併せて21曲も歌ってくれました!やったー!大好きです!
1部は上國料さんからファンへ気持ちを『伝える』ことをメインに、2部は上國料さんがファンからのリクエスト曲に『応える』ことをメインに、ソングフォーユーに二つの意味を持たせて、二つの形にしてみせてくれたのだと思いました。
開演前、ステージは幕が上がった状態。客電が落ちた後、暗いステージに現れた上國料さんは気絶しそうなほどかわいくて美しくて、なんかもう照明じゃなくて上國料さん自身からキラキラキラキラきらきらきらきら綺羅綺羅綺羅綺羅……(延々と言える)光が溢れて零れて散らばっていくようでしたよ眩しい!見えない!見る!大好きです。
衣装と髪は上國料さんが3月3日のブログで写真を上げているのでご覧いただきたい。
上國料さんは赤チェックがお好きとのことで、赤チェックのスカートがとてもよく似合っておいででした。大好きです。
個人的に好きだったのは靴ですね。ストラップ付の黒エナメルの靴。ピカピカしてて可愛かった。
髪は緩く上にまとめていたようで、1部の途中で「踊ってたら髪が落ちてきそうなので、激しくは踊りません。ソングフォーユーだから!ダンスフォーユーじゃないから!」と言っていました。ごもっとも(笑)でも、上國料さんの動きはゆるくても指先が綺麗だったり、全体のラインやその繋ぎが美しかったり、目線が素敵だったりするので、その激しくないからこそのものを見られるのも嬉しいことでした。とは言え、そんな風に言いながらも、上國料さんはしっかり歌って踊ってくれていました。大好きです。
〇 『想いと願い』を伝える
1部で感じたのは、上國料さんがファン一人一人に寄り添うように応援や励ましをおくってくれている、願ってくれてるというものでした。
上國料さんは「歌詞や歌詞の一部、ワンフレーズが伝わればいいなと思っている」と言っていたので、セットリストを振り返って歌詞を見ても、そう解釈してもいいのではないかと思っています。
なりたい自分になれるように。
描いた夢に向かっていけるように。
大丈夫。いける。やれる。
応援してる。信じてる。力をくれる仲間もきっといる。一人じゃない。
一緒に前に進めば未来が見えてくる。
そんな風に言ってくれているようでした。
上國料さんが音にのせて届けてくれる言葉は、とても力強く全身を打ち、感動的なエネルギーとなって私の心の奥の核にしっかりと響きます。
1部の選曲で個人的にすごく嬉しかったのが中島みゆきさんの『糸』でした。
この曲を上國料さんが歌ってくれたのが、とてもとても嬉しかったのです、私は。
私はもう長いこと中島みゆきさんが好きで、みゆきさんの歌と共に生きてきているので(大袈裟/笑)、上國料さんがみゆきさんの歌を好きになってくれた時はそれはもう嬉しかったのです。
なので前から上國料さんが中島みゆきさんの歌を歌うのを聞きたいと思っていました。
上國料さんがみゆきさんを好きになったきっかけは深夜にラジオで聴いた『宙船』だったと記憶しています。だから上國料さんが歌う『宙船』を聴いてみたいなとも思うのですが……。
まあ、色々難しいですよね(苦笑)ただ、難しいだろうなと思いつつ言うのであれば、上國料さんが以前言及していた『化粧』も聴いてみたいです。あと『一期一会』とか。ついでと思って好き勝手言ってみましたが、難しいですよね(笑)
でもまあそんなわけで、『糸』が聴けたときの私の喜びと言ったらないわけです。
どんなふうに歌うんだろう。どんな『糸』になるんだろう。何が見えるだろう。
上國料さんの『糸』は春の陽射しの様な、ふわりと温かい、優しいものでした。
みゆきさんの『糸』はその愛と情に無限とか不変とか悠久とか久遠みたいな言葉が連なってくるイメージなんですけど、上國料さんのはもっと近くにある優しさと柔らかさの中に感情的な情熱を感じました。
みゆきさんが大きく包み込んでくれる感じだとしたら、上國料さんは横に一緒に居て寄り添ってくれる感じ。
うわあ、こんなに違うのか。こんなに違う表現が出来るのか。すごい。面白い。
それがとても上國料さんらしく思えて、上國料さんの紡ぐ『糸』をずっとドキドキしながら聴いていました。
上國料さんの『糸』、とても好きです。
そういえば、上國料さんがMCで「自分は言葉で気持ちを伝えるのが苦手。でも歌でなら伝えられる」と言っていたんですが、みゆきさんもそんなことを言っていたことがあったように思いました。因みにみゆきさんのアルバムには『歌でしか言えない』というタイトルのものがあります。全11曲、全曲非常にかっこいいです。
〇 『今』を伝える
1部のセットリストをよくできてるなぁと思ったのは、ファンへの想いだけではなく、そこに上國料さん自身にまつわるものも乗っていると思ったから。
『コンプレックスにサヨウナラ!』は上國料さん自身の参加ユニットの曲。
『チャンス到来!』はオーディションで歌ったと言っていたと思います。(アンジュルムのオーディションだったのか、うろ覚えと聞き逃しでよく覚えていない。無念)今回の選曲に際して、ダンスの映像が残っていなかったらしく、竹内さんに聞いて、竹内さんが踊ってくれたダンス動画を見て仕上げたそうです。貴重!
『CHOICE&CHANCE』は、「最後の誰もが苦戦する高木紗友希さんのパートに『今』、挑戦しなくてはと思った」とMCで話してくれていました。これもまたオリジナルで聞くのとは違った感じですごく面白かった。挑戦したかったと言っていたラストはとてものびやかで、夜空に向かって真上に一筋の光が星屑を散らしながら突き抜けていく光景が見えるようでした。モーニング娘。’14のオーディションの時に歌った『伊達じゃないよ うちの人生は』も歌おうと思ったらしいのですが、こちらにしたそうです。
『ふるさとの夢』も上國料さんの参加ユニット。
『この街』はバースデーイベントで歌ったことがあったんじゃないかと思います。これは私は上國料さんのバージョンが大好きです。かわいい。すごく可愛い。ものすんごく可愛い。大好き。
『VIVA!!薔薇色の人生』は笠原さんとのイベントで歌っていたのが印象に残っています。
私はソロイベントに参加すると出来るだけ歌詞を気にして観るようにしていて、終了後は歌ってくれた楽曲の歌詞を確認するようにしています。
そこにその曲を選んだ気持ちをみることが出来るような気がするんですよね。
そしてそれを知りたいと思う。
選曲に関して、MCでは「『今』の自分が『今』だからこそ歌える歌を選んだ」とも話してくれていました。
上國料さんの『今』。
それは過去があるからこそ在る『今』であり、それらを抱えて未来へと繋いでいく、向かっていく、始まりの『今』であるように思いました。
その『今』がとてつもなく愛おしくて大切で、だからこそ前に進んでいく。進んでいける。
でもその一方で、感じられる純粋な寂しさが、更に上國料さんの『今』への愛の深さをみせてくれていたように思います。
「生まれ育ったこの町が今も大好き」とか「でもこの街が好きよ」とかね、もうなんか本当に泣けてくると言うか。
アンジュルムが大好きで、ファンのことも好きと言ってくれてるみたいで。
勝手な解釈で、本当に勝手な話なんですよ。
私は福岡に来るまでの移動の道のりで、すごく寂しくなっていた時間がありまして。
涙が出るくらい寂しくなってた時間があったんですね(苦笑)
その寂しさを共有してくれたというか。
MCでも「(佐々木さんと川村さんの卒業を通じて)寂しさを乗り越えたと思ってたんだけど、最近すごく寂しい」と話してくれていたのとか、同じタイミングで寂しくなってくれているような気持ちになれて、それがすごく嬉しかったりしました。
〇 2部・リクエスト回
ファンからのリクエストをメインに組まれたセットリスト。
これはこれですごい、独特の面白さがありました。
ファンが選んだ曲。ファンがこの歌を上國料さんに歌ってもらいたいと思った曲。
この歌が好きだから聴きたい。この歌を上國料さんがどんなふうに歌うのか聴いてみたい。この歌を上國料さんの声で聴きたい。……等々。色々な思いがあるんだろうなと思います。
そう思って歌詞を見て考えていくと色々なことが想像できてとても面白い。
上國料さんがMCで「みんな失恋の曲好きだよね」と言っていました。
私はどちらかと言うと失恋の歌は苦手で、特に好きな子が歌う失恋の歌には、架空の出来事なのにその中の登場人物に対して激しい怒りを覚えて脳内で拳を振り上げ走り出すという危険な事態に陥ります。脳内でね。脳内ですよ。脳内。
だって、なんで私の好きな子がそんな目にあわなきゃいけないんだよ!そんな思いをしなきゃいけないんだよ!
まあ、それはそれとして。
なんというかそういうことを色々考えつつ歌詞を見ながら、上國料さんの歌を脳内で再生するわけです。
すると、これまたたくさんの解釈のアプローチを見つけられる。
聴く者としての立つ場所を変えると「ああ、なるほどー」と見えるものが違ってくる。
でも、全てに通じる共通点としては上國料さんが歌うからこそと言うものがあって、自分以外の感覚で曲に接することが出来たようで、とても刺激的でした。
もちろん現場でわかることもたくさんありました。
「あー、これはやりたいよなー(笑)楽しい(笑)」とか(笑)
そういえば、リクエストだったこともあり、1部では感情移入しすぎて泣きながら歌っていた上國料さん(かわいい!)が「2部は自分で選んでないから泣かないと思う!」と自信満々に宣言していた(かわいい!!)のに、『My Days for You 』で泣いていて恐ろしく可愛かったです。大好きが大行進。かわいい!!!
因みに一部で泣いていた曲の中に『夢をあきらめないで』があったのですが、この理由がね、ファンの人たちの顔が浮かんできたっていうんですよ。会場にいる人もいない人も。『夢をあきらめないで』の言葉通り、みんなに諦めないで頑張ってほしいという気持ちから涙が溢れてしまったようでした。「先生からはあなたが泣いたらダメって言われていて、自分でもそう思う。歌えなくなったらダメ(なんだけど……)」と話していたのもなんかね、すごくね、もう、ファーーーッ!!!てなります。歌えなくなったらダメって言うのはすごくわかるし、本当にその通りなんだろうなと思うのだけど、その一方で上國料さんが見せてくれるその心の動きが嬉しかったりもするんですよね。難しいですよね、色々と。
〇 MC雑記
両部ともMCパートが三回ありました。その中で抽選会もやってくれて、当選者5名に上國料さんのサイン入りチェキが贈られました。「当たると思う人!」と唐突に聞いて「当たらないと思ってると当たらないから当たると思ってた方が良い」みたいなことを言っていた気がします。上國料さんは当たるときは当たると思ってわかるそうです。すごい。大好きです。そして、2部で衝撃の事実。1部のチェキ2枚の日付が間違っていたそうです(苦笑)2025年年2月25日を2025年2月5日と書いてしまったそうで(笑)多分表記が『’25 2/25』とかだったんでしょうね。マネージャーさんと「2525ですねー」とか話していたら『’25 2/5』になってしまっていたとか。「自分で直しといてください!」と言っていて笑いました(笑)かわいい!(笑)勿論しっかりと反省して謝っていました(苦笑)その失敗を自分らしさに帰着させていたのがまさに上國料さんらしいなと思います(笑)
ソロイベントをやろうと思った理由も聴かせてくれました。箇条書きします。
・去年のバースデーイベントの時は卒業を発表していなかったから、あれが最後と思ってなかった人が多いと思う。みんなが寂しいかもしれないと思ってやらせてもらうことにした。
・卒業をしたら留学をするので、(上國料さんの)歌が聴けなくなってしまうから、たくさん聴いてほしいと思った。
・九州でやったのは自分の出身が熊本だから。
・福岡は九州の人とか九州の近くの人も集まりやすいと思った。
・九州には中々ハロプロがこない。コンサートもリリイベも少ない。FCイベントも東京ばかりで九州でやることがないから(会えないから)やりたかった。来てもらえない寂しさは自分も熊本だったからよくわかる。
これは、地元の人はめちゃくちゃ嬉しかったろうなと思います。こういう風に考えてくれて、きちんと言葉で伝えてくれるのはとても素敵だと思います。
ああ、あと、上國料さんがこれまでもよく言ってくれてたことなのですが「応援の仕方、楽しみ方はそれぞれで良い。あなたはあなたのやり方で楽しんでもらえればそれで大丈夫。その気持ちはちゃんと私に伝わってる。応援は伝わってる。ありがとう」みたいなことを今回も言ってくれたんですよ。私はこの言葉が大好きで。本当に嬉しくて聞くたびに感激するんですね。上國料さんはコンサートなんかに行くとじっと見てしまうタイプだそうで、だから、見ているだけだからって楽しくないわけじゃないというのもわかってくれているようでした。懐が深いなぁ。本当に優しいなぁ。と、いつも思います。大好きです。
それと、ひなフェスの抽選会をやったということも教えてくれました。当然ながら「やっただけです」で終わってしまい、詳細は何一つ教えてくれませんでした(苦笑)当たり前ですが(笑)
春ツアーの話も少ししてくれて、みんながそれぞれ意見を出していて、出来ることもあればできないこともあるけど、できないことはいつかできるようにと、良い雰囲気で取り組めている。すごく楽しいツアーになるから期待してて。とのことでした。
〇 両部全体を通して在ったのは……
やはり『愛』でした。
上國料さんはステージからいつもたくさん『愛』をくれるけど、今回はそれがさらに具体的で近くて、実感の色の濃度や体感としての温度をいつも以上に高く感じることが出来たように思います。
それは卒業を控えたソロイベントであるとか、会場の大きさからくる距離感とか、そういうものも理由としてあったとは思うけど、何より上國料さんの気持ちの大きさと強さがあったのではないでしょうか。
ああ、なんだかもう、本当に、すごく愛されてるなあ。嬉しいなあ。
上國料さんの歌を聴きながら、何度心の中で呟いたことか。
上國料さんは「卒業すると決めて卒業する。卒業したらアンジュルムには戻れない。当たり前だけど。だからアンジュルムでいられる時間を全力で楽しむ」と言っていました。
上國料さんは『今』の一瞬一瞬が本当にその時しかないものなのだと言葉としてではなく知っているんだと思った。
身に染みているんだと思った。
今は今この時しかない。過去には戻れない。
でもそれは悲観的な意味ではなくて、もちろん寂しさはありながらも、あくまでも前向きに、ポジティブに、アグレッシブに。
それならこの時を精一杯大切にしようよ。
そんな意味で。
上國料さんの『ソングフォーユー』は、過去も今も未来も、人も出来事も、想いも願いも、愛も感謝も、これまでのすべてを自分のすべてで大切に大切に一つも零さないように大切に抱きしめているみたいなステージでした。
私は上國料さんの歌が好きです。
上國料さんの声も好きだし、歌にのせて伝えてくれる心も好きです。
上國料さんの歌は明るくて、悲しい歌にも希望が見えたりします。
身近で、気付いたらすぐそばにいてくれているような優しい温度があります。
色々な思いを共有して共感してくれるような強さがあります。
上國料さんが歌うとその空間に上國料さんが宿るんです。
空気に、壁に、椅子に、床に、光に、ステージに、ファンの細胞ひとつひとつにさえ、私の思いもよらない粒子のレベルでその空間の隅々にまで上國料さんが行き渡り、宿る。
それがなんとも心地よく、その心地よさに包まれてしまうと、身を委ねるより他は成す術がなくなる。
喜びからくる恍惚、興奮、高揚は、立ち上がり、前に進み、飛翔するエネルギーになる。
今を頑張る力になる。
もらった愛は優しさになる。
きっとそれが上國料さんの歌の力なのだろうと思う。
ステージから上國料さんの愛を受け取れるなんて、そんなの無敵だ。
無敵で宇宙だ。
アンジュルム 上國料萌衣 FCイベント2025 ~ソングフォーユー!!~福岡公演。この素敵を表す言葉が見つからないくらい幸せな公演でした。
とても楽しかったです。
久しぶりに遠征して本当によかった。
心からありがとうです。
東京公演も楽しみにしています!
勿論ひなフェスも春ツアーも!
健康管理に気を付けたい所存!
あー、もう!もうね!
幸せだーーー!!!
上國料さんが大好きです!